見出し画像

今、社会福祉法人としてできること

緊急事態宣言が発令され2週間以上が経過しました。また、発令を受け、利用者が自粛を始めて、今日(04/24)で2週目が終わります。今日、同じ区内で事業を行っている社会福祉法人や事業所にメールをしました。

「そろそろ動き始めませんか?」

社会福祉法人の役割

私は、社会福祉法人を経営しています。経営者としてはまだまだ力足らずで、いつも地域の住民や関係者に助けられています。また規模も最小です。何か大きなことはできません。しかし、社会福祉法人としてやるべきことがあります

社会福祉法人は、それぞれの法人に登録をしている利用者、もしくは経営する事業所が対象とする分野(高齢とか、障害とか、子どもとか)だけでなく、地域が抱える福祉課題を解決しなければいけない責務があります。

障害福祉サービスの現状

コロナによる自粛によって、今まで想定していなかった問題が出てきました。もしくは水面下で問題が進んでいます。今、表面化していない問題は、GW明けに爆発しそうな気配です。

私は、障害分野のサービスが主体です。日中活動では、2/3の人たちが自粛して自宅待機をしています。しかしそれもそろそろ限界が来ています。

複数の事業所の話を聞きました。

・ご家族が後期高齢者のため、(障がいのある)ご本人が感染すると大変。だから、日中活動には行って欲しくない、でも本人は納得ができない。
・感染すると病院には連れて行けない、しかし、日中母子2人の生活は限界がある。
・家族関係が良くない。煮詰まってきて心配だ。
・グループホームの入居者で、自由に買物ができず、イライラしている。他の入居者とのトラブルになりそう。
・休んでいる人がいるから、私も行きたくない。

今、何ができるか

この事態です。表立って何かできるわけではありません。しかし、今かかえている課題、とくに新しく発生した課題、さらにこれから先起こりうる課題、その点を予測して、知恵を出し合うことができます。さらに、今、それぞれが行っている工夫を共有することもできます。

コロナは新型で、特効薬もなく、世界的な被害が出ています。そのため大きなニュースになりました。しかし福祉業界は、毎年、インフルエンザの脅威におびえています。今回の教訓が、これからインフルエンザ対策で活かせます。今、何もしなければ、「あのときは大変だったね」で終わります。

「大変だ!」と口にしているといつまでも大変から抜け出せません。そろそろ動き出すことを意識しませんか。そんな呼びかけを始めました。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?