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アドラー・ミーティングのエキスを取り入れる(アドラー心理学入門講座 第8回目より)

04月11日(木)から早稲田大学のエクステンションセンター中野校で向後千春先生の「アドラー心理学入門講座」が始まりました。今回もそこで学んだことを障がいのある方への支援場面でどのように活用できるか実践報告を交えて考えていきます。

06月06日、第8回目のテーマは「アドラー心理学を実践する~アドラー・ミーティング」でした。講座の最終回にあたる今回は、今まで学んだことをどのようにに実践に取り入れていくかというようなお話しでした。実践の一つがアドラー・ミーティングです。アドラー・ミーティングにはアドラー心理学のエキスが詰まっています

アドラー・ミーティングを私の職場で取り入れることを試みました。でも支援者には上手に導入することはできませんでした。新たに「会議」と名のつくものを導入することに抵抗があるようです。そこで、以前より実施している利用者主体の利用者会議にアドラー・ミーティングを取り入れてみることにしました。利用者の特性から事業所ごとで差はあります。しかし、その精神だけでも活かしたいと考えています。

今日は講義で習ったアドラー・ミィーティングのやり方を取り上げ実際の会議を当てはめます。

会議のやり方

頻度と時間
毎月おおむね決まった曜日と時間に実施。(毎週には至っていない)
内容
誰もが興味を持って積極的に参加できるテーマを設定。たとえば、年間の行事計画、外出活動の行先、そのときの昼食、日常の昼食メニューの見直し、掃除の分担等。何か困っていることについてを取り上げるのは難しい。個人攻撃になりがち。良かった例は、(グループホームで)誕生日会は恥ずかしいから嫌(もうめでたい年齢でもないから)。
方法
議長や書記のローテーション化。言葉が話せたり書ける人の中で実施。決定はほぼ完全一致でおこなわれている。前述の誕生日会の件については提案者以外は続行を希望したためあきらめていた。

アドラー・ミィーティングの技法を取り入れる前は利用者会議と言いながら、支援者主導の会議になっていました。それは会議というよりも伝達に近いものでした。今はまだスタイルを真似ているだけです。これからはなぜ、このような会議が必要かということを考えていきます。


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