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仕事納めに思うこと

12月27日は、日中活動の仕事納めでした。長い冬休みを前にして利用者はいろいろな表情を見せていました。

非常に不機嫌な利用者がいました。何度も何度も「髙橋くん、来週は?」「仕事ある?」と聞いてきました。その度、私が「来週は冬休みだよ」と言うと「ん~」とうなりながら怒って私のそばを離れて行きました。日中活動に来ることが楽しみなので、長い休みは退屈なのだと思います。

グループホームで生活をしている人の中には、実家に帰ってご家族と過ごす人がいます。帰省組は朝からご機嫌でした。「今日、帰りますんで…」と朝からあいさつをする人や、「お母さん来る?、お母さん来るよねー?、来るよー」と自問自答している人など、大変にぎやかでした。

しかし、グループホームで生活する人の中には、実家に帰れない人がいます。また、去年までは帰れていたのに今年から帰れなくなった人もいます。ある入居者は、帰省するとお母さんが大変だから帰らないと言います。その方は、同じホームの入居者が、1月3日に還暦を迎えるから一緒にお祝いするんだと言っていました。「赤いちゃんちゃんこは買えないけどね」と、笑っていました。

私は、利用者が帰るとき、できるだけ玄関で見送ります。昨日(27日)は、いつものようにダッシュで帰って行く人もいれば、いろいろな人をつかまえて年末のあいさつをしている人もいました。ある利用者は、ひととおりあいさつをしたのち、また同じ人にあいさつをしていました。いつもより長い見送りの時間でした。

みなさん、一年間ありがとうございました。良い年をお迎えください。

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