見出し画像

そっとささやく、メリークリスマス!

もうすぐ事業所のクリスマス会です。今年のクリスマス会は、静かなクリスマス会です。私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。今年は、コロナ感染の第3波を受け、クリスマス会の内容に注意をうながさなければいけません。たいへん残念です。

グループホームのクリスマス会(例年は…)

各事業所のクリスマス会はにぎやかです。グループホームは2つのグループホームが集まって、ピザやお寿司のデリバリーをとり、チキンを買って乾杯をします。普段は6人の入居者と1、2人の支援者が食事をします。そこにテーブルとイスを持ち込み、パーティーを開きます。肩と肩を寄せ合っています。支援者は、「もう、男同士でそんなにくっつかないで…」と笑っています。しかし、今年は笑っているわけにはいきません。密です。

また、食事が終わるとカラオケをします。入居者の皆さんは、熱唱します。並んでデュエットもします。ソーシャルディスタンスも飛沫防止も気になります。

今年は、仕方なくグループホームごと、パーティーメニューではなく、一人ひとりの食事を豪華にしてもらいます。そこにカットされたケーキを添えてもらうことで了解をいただきました。聖夜ではなく、静夜です。

日中活動のクリスマス会(例年は…)

日中活動では、毎年、地域のボランティアさんが来て、楽器を演奏してくれます。それに合わせてみんなで歌って踊ります。写真は去年のクリスマス会の様子です。

画像3

画像3

ボランティアさんもこの日のために練習をして、準備をしてくれます。しかし、今年は、鑑賞会です。みんなで静かに演奏を聞く会です。

制限をしなければいけないわけ

地域のコミュニティサロンでは、定期的に住民が集いお茶を飲んだり歌を唄うサークルがあります。緊急事態宣言下では、再開を望む声がたくさんありました。現在は、参加者を従来の半分にして、十分に距離をとり、飲食禁止で実施をしています。また参加者はマスク着用でささやくように歌っているとのことです。

私の事業所の利用者の中には、日常的にマスクの着用が苦手な人がいます。また、密になってしまう場面が必然的に発生します。このような状況下では、私たちの事業所も従来の形での実施は難しいと判断をしました。

利用者の皆さんには事前にお話をしました。また、クリスマス会の当日には、「今日は静かに聞くだけにしようね」と、そんな声かけをしなければいけません。切ないです。

去年は、歌やダンスが終わると、みんなで写真を撮り合っていました。

画像3

今年は、「あまりくっつかないで」と言いながら撮るのでしょうか。みんなで肩を寄せ合って、くっつきあって集合写真が撮れる日が、一日も早く来ることを祈っています



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?