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今の生活とこれからの不安

コロナウイルスの感染者数が、減少してきています。少しづつ国民の努力がカタチになってきているのだ実感しています。しかし、まだまだ予断の許さない状況です。もう少し、自粛生活していよう、そんなことを日々、利用者の皆さんと話をしながら、自分に言い聞かせています。

私は、障がいのある人たちが利用する事業所を経営しています。今、世の中には、いろいろな生活パターンで生活ををしている人がいます。そんなことを知ってください。

また、ここに書くこれからの課題は、特別なことではなく、私たちの身近で起こりうることだということをお伝えしたく、つづっています。

生活介護事業所

生活介護事業所は、日中に活動する場所です。利用されている人たちに合わせて、受注活動(下請け作業)や創作活動(工芸品やお菓子作り)をします。今の問題は、3密を回避することができないことです。私の法人の事業所は窮屈です。利用者との距離もすぎます。そのため、今は、利用を自粛されている人が多く、閑散としています。

障がいがあり、感染すると重症化する恐れのある人や、一般の医療機関に受診することが難しい人たちがいます。そういう人たちが自主的にお休みをしています。それでも、ここまで休みが長くなると、生活リズムが乱れて、別の課題が出て来ます。今週から、若干、利用者が増えました。

また、今週から新しい課題が出て来ました。急に暑くなり、マスクをすることを拒む利用者が出たことです。。たしかにマスクは暑いです。私もマスクのふちが汗でしっとりしてきました。これからは、きついです。

グループホーム

家庭に変わって、障がいのある人たちが共同生活をしているところです。ここでも日中活動を自粛して、待機している人がいます。どこにも行かれず、一日中、同じ人たちだけで生活をしているとストレスがたまります。そのため、ちょっとしたことでイライラしてぶつかあります。

また、中には労働意欲の低下日中活動への参加を億劫に感じる人も出て来ました。ゲームやビデオへの依存が高まっています。これはグループホームに限ったことではないでしょう。今後、今回のことでは、引きこもり問題が増えていくことが懸念されます。

高齢施設

私の法人の事業所ではありません。お袋がお世話になっている特別養護老人ホームの話です。今、特別養護老人ホームでは、どこも面会が禁止になっています。お袋には会えないので、毎週、電話をします。お袋の話では、一緒の棟で生活されている方が、今まで面会に来ていたご家族が来なくなったことで不安定になり状態が悪くなっていると言います。

また、別の高齢施設関係者の話では、コロナ終息後、介護申請をする人が急増し、次は介護者不足の高齢サービスがパンクするのではないかと心配しています。ご高齢の人にとって、どこかに行く、人と会う、人と話をするということは大事なことです。それが止まると、急速に老化が進みます。地域の方たちと力を合わせることが必要です。

そんなことを含めて、明日は、地区社協の会長さんとお話をします。

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