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町に出ることの難しさを知る

3月1日、近隣の地域ケアプラザで行われた介護予防グループの研修に私の法人の事業所を利用してくださっている方が講師として呼ばれました。私はそのアシスタントで車の運転とパソコン操作で出かけてきました。

講師の女性からは、ガイドヘルパーさんと外出した際に気になったことについてお話がありました。

今回、講師を務めてくださった女性は歩行に障がいがあります。ちょっとした歩行は支え介助で移動し、長距離は車いすを使用します。

彼女がお話してくれたことは次の3点です。

外出時に困ること
1.歩いているときより車いすに乗っている方が人にジロジロ見られる。
2.駅員さんはとても親切にしてくれるけれど、待たされることが多い。映画に間に合わないことがあった。
3.歩くときはゆっくりだから、邪魔になるみたいで人にぶつかってばかり。謝ってばかりいる。

車いすに乗って町に出ると、町行く人より下の位置にいるせいか、周囲の人の目がとても気になります。私も体験で車いすに乗って町にでたときに感じました。駅のことも知らないと、それぐらい仕方ないじゃん、と片付けてしまいます。さらに彼女がとても気を使いながら町に出ていることもわかりました。

私たちは支援の一環で、外出の内容を組み立てて提案をします。彼女の外出も何度も計画しました。その外出計画はパソコン上で滞りなく活動できることになっているので完璧なプランだと思っていました。しかし、お話を聞くとそうでないことが良くわかりました。

その立場でないとわからないことがたくさんあります。興味を持って話を聞くということは大事なことです。


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