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家族で夕飯を食べる

夕飯のとき、中2の次女がこんなことを言い出しました。

なぇ、うちって変わっているんだって。
みんな家族で夕飯、食べないんだって。

授業中に男子が、一週間家族と一緒にご飯をたべていないと言い出すと、ほかの男子もオレもオレも言い出したとのことです。そのとき、次女が思わず、「えっ!」と反応してしまったら逆にみんなにつっ込まれたというのです。そこで次女が、うちは木曜日以外はみんな一緒だよと言うと、クラスが「えっー!」と合唱したというのです。

次女は、我が家は変わっているとは思うけど、みんなで夕飯を食べることは普通だと思っていたと笑っていました。

でも我が家が夕飯を食べ始めるのは8時から9時です。そこから約1時間、話をしながら夕飯が続きます。ほとんど夜食です。一緒にご飯を食べられるのは子どもたちが空腹を耐えて待っていてくれるおかげです。でもときどき、夕飯前に電子ジャーのご飯だけなくなっていることがあります。

今、話題の厚生労働省がおこなった平成21年度全国家庭児童調査による、朝食・夕食を食べる頻度についてを見ると1369世帯中、毎日家族と一緒に夕飯を食べると答えた世帯は359世帯(26.2%)、4日以上が254世帯(18.6%)、2~3日が496世帯(36.2%)、一日だけが138世帯(10.1%)、ほとんど食べないという世帯が96世帯(7%)という数値が出ていました。10年前の調査であり、その後の調査結果がありません。この10年でどのように変化しているのでしょうか。

https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001yivt-att/2r9852000001yjc6.pdf

やがて、今、親と一緒に食事をしない子どもたちが家庭を持ったとき、どの程度、家族と一緒に食事をするのでしょうか。家族と一緒に食事をするのは何か特別だったり、記念日だけになってしまうでしょうか。

昭和に育った私は、家族の結びつきといって一番にイメージするのが食事の団欒です。でももうそのイメージも変わってきているのかもしれません。LINEのグループが家族の結びつき、という時代が来るのかもしれません。


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