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50代半ばの大学生

昨日で、大学の春季試験が終わりました。今回は…悲しい結果になりそうです。

通信制の大学です

私は、去年から通信制大学で福祉を学んでいます。通信制大学の講義は、オンラインです。学校が配信するビデオを視聴します。ビデオは、一本が20分前後で、それが3本で1講になります。各教科、15講か30講あり、確認テストと小テスト、すべてに合格をすると季節ごとのテストを受講することができます。

テストもオンラインで受講します。テキストを見ても良いし、テストを受けながら調べ物をすることができます。最初は「なんだ、それなら何とかなる!」と思っていました。しかし、それが大きなまちがいでした。

テストは全部で40問あり、5択です。問題を読んでいるだけで時間が過ぎます。試験も終盤になると、目がかすんでパソコンが見づらくなってきます。

私は、福祉系の専門学校を卒業したのち、障がいのある人の支援をする事業所で働き、今は事業所の経営をしています。今日は、私が50代半ばで大学に通い始めたきっかけを書きます。

エクステンションセンター中野校と「ちはる塾」

始まりは、中野にある早稲田大学エクステンションセンターです。そこでアドラー心理学を学び、学ぶことの面白さに気づきました。また、そこで知り合った同世代の友だちが、放送大学に入学し卒業をしました。それが刺激になりました。

その後、エクステンションセンターの出会いから、「ちはる塾」というところで研究論文について、その視点、取り組み方、文章の書き方を学びました。それが転機になりました。

支援の現場で、課題となることはたくさんあります。私はその課題を解決してきました。しかしそれは、解決をしていたのではなく、後処理をしていただけだということを知りました。それまで私が見ていたのは、目に見える課題だけでした。しかし、必要なことは、課題を分析してその背後にまで目を向けて提案をすることでした。そのために必要なことが研究です。

また、その研究を発表するために文章力も必要です。私は、毎日、仕事で文章を書いてきました。しかし、その文章が自分勝手な文章だったということを知りました。それから、文章を書く練習を兼ねて、毎日、Facebook、noteに投稿しています。

さらに、もう一つ気がついたことがあります。研究をするためには先行研究の論文を読みます。その論文を読んで気がつきました。私は、現場の経験はあります。しかし、福祉制度全般にかかる知識が欠けていました。先人たちがどのような取り組みをしてきたか、なぜこの制度ができたのか、どのような意識がはたらいているのか、まったくわかっていませんでした。

研究を続けるためには福祉制度全般にかかる知識が必要だということに気がつきました。これが大学に通い始めた理由です。

夏季試験に向けて

大学も2年目に入りました。一年目は、自分の専門分野や、すぐに必要となる科目を選択して受講してきました。そのため、専門用語も、制度も比較的理解ができ、単位も取れました。

しかし、残っている科目は、今までまったくかかわったことのないことばかりです。今回はそこで大きくつまづきました。

まだまだ、未開拓の分野が残っています。今日は、自分が大学に入学した目的をもう一度思い出し、意識するためにそのきっかけを書きました。

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