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おとな学部の経験を活かして/実態調査を始めます

新しいプロジェクトを始めます。区内のグループホームに関する実態調査です。

少し専門的な話で恐縮です。障がいのある人が生活する場としてグループホームという制度があります。大変、人気のある制度で利用希望者はあとをたちません。しかし、公的な事業でありながら集約ができていません。地域性もあると思います。「市」と「区」があることによりその役割が整理されていないからだと思います。

グループホーム事業開始する場合は、市に指定申請書を提出して認可をもらってから事業を開始します。グループホームを利用される方や支援体制等について詳細に書いた書類を提出します。また、実績報告として同様の内容を毎年、所轄庁に提出します。しかし、残念なことにその情報が一元化され、それを一括で得ることはできません。

ときどき、グループホームを利用したいのですが空きはありますか?という問い合わせが来ます。お話をうかがうと行政の担当者から事業所の一覧を渡されて問い合わせるように言われたとのことです。その方は一覧を見て、上から順番に電話していました。たとえば、多くのグループホームは男性用、女性用と分かれています。その点も届出をしています。しかし利用希望者はその違いをあらかじめ知ることはできません。電話をかける人はそれもわからずに電話をしています。また、この情報は同業種の間でも共有されていません。

これだけIT化が進んだ現代です。情報を共有するためのシステムを整備することは難しくないはずです。大変なのは情報を揃えることです。今回、新しいチームを作ってこの調査を始めます。利用したい人たちが知りたい情報を集めてそれをまとめます。

おとな学部で学んだことを活かして取り組みます。もうすでに忘れ始めているので、おさらいをしながら動き始めます。

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