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自然との関わり方を学んだ2日間

NEL-Basicプログラム第2回(6/24-25)

はじめに

はじめまして。NELCrewのRyojiです。
第1回に参加することができなかったため、はじめてのNEL-Basicでの活動です!
そこで今回のnoteでは、活動内容を振り返りつつ、初めての活動を通して私が考えたことを中心に書いていきたいと思います。


活動内容

三重県鳥羽市浦村町で開催されたNEL-Basicの2023年度2回目の活動。
今回の主な活動内容は以下のようになっています。

  • カヤッキング(レスキュー)

  • ビーチクリーン

  • 外部講師の方による講義&座談会

  • キャンプ

どれもとても貴重な経験でしたが、その中でも私が今回、紹介したいのは「カヤッキング」と「ビーチクリーン」です。

カヤッキングでは、転覆をした際の対処方法を体験しながら学びました。内容としては、転覆をした人を助けるグループレスキューと、自分自身が転覆した際のセルフレスキューの2つです。
グループレスキューでは、複数人のグループで行うもので、1人が自分自身で転覆をし、もう1人が助けに行くという内容でした。僕が助ける番になったときでは、相手が転覆した瞬間、自分が助けなければ相手は海に流されて危険に晒されてしまう可能性があるという、恐怖と使命感を感じました。僕が転覆するときになったときには、やるべきことを忘れてしまう不安もありました。「水が入らないようにしている少し硬いカバーを外すことを忘れると、船から出ることができない」と言われたことを思い出し、絶対に忘れないと強く思いながら転覆をしました。
セルフレスキューは自分自身で転覆をして、自ら、元の姿勢に戻るという内容です。グループレスキューとは比べて自分で戻らなければいけないという、大きな違いがありました。しかしその中でしっかりとした手順を踏めば、確実に戻ることができるということを学ぶことができました。
レスキューというのは、カヤックに限らず自然と関わっていく上で絶対に必要なことだと考えており、自然環境下での活動におけるリーダーの育成を目指すNEL-Basicの活動にはもってこいの活動でした。実際に転覆してみると、身動きが一瞬とれなくなり、普段見る海からは感じることのない恐怖を感じました。助かるとわかっていても、新鮮な空気を吸うことができず、戻らなかったらどうなってしまうのかと思い、軽いパニックになってしまいます。訓練は大事というのはまさにその通りだと実感しました。


カヤックの上から見る海

ビーチクリーンではやはり地球環境問題について考えさせられました。私たちがゴミ拾いをした無人島の海岸、長さは100mもありません。それに対し、30分近く行ったゴミ拾いで集まったゴミ袋の数は10袋以上。分類としてはやはり世界で問題となっているプラスチック容器が多くを占めており、多くの生物が住む自然豊かな海の海岸に打ち上げられたプラスチックは異常な光景に見えました。

短時間で回収したとは思えない量のゴミ

プラスチックはゴミによる生態系の破壊や、製造時や焼却時に出る温室効果ガスによる地球温暖化の進行など、様々な環境問題の要因となっています。
公益財団法人「日本財団」の日本財団ジャーナルによるとプラスチックについて以下のように書かれています。

(より引用)
環境省の令和元年版『環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書』(外部リンク)によると、1950年以降に世界で生産されたプラスチックは83億トンを超え、63億トンがごみとして廃棄。そのうち回収されたプラスチックごみの79パーセントが埋め立て、あるいは海へ投棄されている。毎年約800万トンのプラスチックごみが海に流出し、このままのペースでは、2050年には海の中のプラスチックごみの重量が魚の重量を超える(別タブで開く)と試算されている。

もはや他人事ではないことが目に見えてわかるプラスチック問題。自然と関わることで世界の問題にも目を向けるきっかけになると感じました。そこで感じたことを日常生活でも思い出しながら、普段から気にして生活をすることが重要になってくる気がします。


最後に

このnoteではNEL-Basicの2023年度2回目の活動について、主に「カヤッキング」と「ビーチクリーン」を紹介し、そこで感じたことを書きました。2日間を通してレスキューや訓練の大切さ、さらに地球環境について考えることができ、非常に有意義な2日間を過ごすことができました。
普段の生活では考えることのないことを感じることのできる「NEL-Basic」。
できるだけたくさんの方に経験していただきたいです!

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