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シリーズ整理 No.005/仕事と表現と目の健康

僕が初めて日本海を見たのは2014年5月7日の午前10時20分ごろ。
急な飛蚊症発症からの網膜裂孔発覚で目の手術をした、約半月後のことでした。

網膜裂孔というのは簡単にいえば、眼球の中でスクリーンの機能を果たしている網膜に穴があいたり破れたりしている症状のことです。
進行すると網膜剥離になります。
そうなると、とてもよろしくない。

気になる方は調べてみてください。

それまで風邪と捻挫と中耳炎くらい(歯医者は別)でしか医者にかかったことのなかった自分が、ある日突然、大学病院にお世話になって眼球の奥をレーザーで焼いたことだけでもショックなところ。担当の専門医から「石田さんは通常の成人男性より網膜が薄い、再発も十分にありうる」との診断を受けて大ショック。

読書をいちばんの趣味としていた頃だったので、飛蚊症で視界に黒いモヤがチラついて本が読みづらくなったことも超ショック!
(飛蚊症はいまの医療技術で完治させるのがほとんど難しいと聞いています。最近はクリアでない視界にも慣れたので、読書するぶんには気ならなくなりましたが)

悪い方に考え、失明の可能性におびえ。
まだ見ていないものを見ておかなくてはいけない!
と、まだ見ていないものとして最初に浮かんだのが、日本海でした。

写真は直江津の海岸、船見公園からの日本海。
初めて見たその日本海の、なんの飾り気もない1枚。
当時、ほぼ人生初の1人旅として足をのばした現地。
ふと、北朝鮮の拉致のことを思い出し。
砂浜を歩きながら、そちらにもおびえたことをよく覚えています。

飛蚊症の目で見る海と青空は、実はあんまり綺麗じゃないんです。
どーんと抜けた景色は視界のチラつきが目立って、つらいんです。
最近は仕事で写真を撮る機会が多くなり。
現像や編集の作業も含めて目を酷使しがち。

目の健康に、気をつけましょう。

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2020年2月現在、仕事でもプライベートでもやっぱり目を酷使しがち。

(この文章は、2017年10月4日の石田諒個人のFacebookタイムライン投稿に一部加筆修正したものです。)

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