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個人宅の写真を投稿することについて

前回投稿した記事は削除することにした。見ていない方のために簡単に内容を説明する。近所の住宅の一本桜について。写真は3枚。1枚目はこの投稿に添付した写真で2017年4月撮影。古いお宅の庭に立つ桜の古木が満開になった様子だ。

もう2枚は今日2024年4月1日撮影。以前の家は数年前に取り壊されて新しい家になった。その桜の古木は切り株だけが残されていたが、新築中にひょろひょろと枝が伸びてきて、昨年から数輪の花を咲かせるようになった。古い樹木を大切にして素晴らしいという話だった。

Noteは妻も読んでいる。先ほど仕事から帰宅したが、妻の意見ではあの投稿はNGだった。妻いわく昔の家の写真は良い。だが今住んでいる家を勝手に公開すべきではない。危険にさらされる恐れがある。

世の中は貴方のような見方をする人ばかりではない。泥棒や悪い人もいる。私がこの家の住人だったとして、知人などから写真が出てるよと知らされたら嫌だ。たとえ内容が良い話だったとしても嫌だ。いい写真だけれども。

以前に個人宅のイルミネーションの写真をInstagramに投稿したときにも、仲良しのフォロワーの方からご意見があった。その写真には小さく表札が写りこんでいた。私は問題ないと思って出した。そのフォロワーの方への返信は次の通りだ。長くなるが転載する。

さて「個人宅の表札の写り込み」について私の見解です。

1.基本的に公共の場所では「見えるものは撮って良い」。これは表札でも車のナンバーでも人の顔でも同じです。もちろん明らかに悪意のある撮り方や、相手が不快に感じるのは駄目でしょう。

2.次に発表するにあたっては慎重に考えます。たとえばこの表札の名前を調べて、このイルミネーションを撮るために大勢の人が集まって迷惑にならないか、この投稿を見てこの家の方が嫌な気持ちになるかなど。今回はそれはないと判断して投稿しました。

3.次に万が一、問題が起こったり当人からクレームが入った場合の対応です。強硬に行くのか穏便に行くのか。つねに何パターンかを考えています。

法律の専門家ではないので不備な点もあるかと思います。しかし最近の写真における過敏すぎる対応は疑問です。すべての通行人の顔にボカシを入れたり、後ろ姿だけにしたり。そんなのは写真ではないです。ましてや撮りたいものを撮れなくなるのは言語道断ですな。発表するにあたって考えれば良いのです。これは自信を持って出しました。

この辺の問題に対しての私のステートメントは、ブログサイトNoteの最初の「なぜ撮るのか」2021年11月29日の投稿に書いてあるので、もし興味があればご一読を!

転載ここまで

これについての考え方は決して変わらない。撮影と発表に過大な自制だけはしたくない。しかし妻の言う通り、法的にどうのではなく撮られた方の気持ちを勝手に決めつけてはいけないというのも理解する。いま重ねて妻と討論したが、確かにどんなに好意的な話だったとしても、私がこの家の住人だったら「なに勝手に出してんだ」と思うだろう。たしかに。

今回の写真はスナップの範疇を超えていたのだ。投稿するなら家の持ち主の許可を得るべきだろう。今日の投稿と以前のInstagramのイルミネーションの投稿を、納得の上で削除した。この辺の問題について意見を寄せていただければ幸いです。



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