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エリース東京FCを一旦退団します

2021シーズンの9月から12月25日まで所属した、エリース東京FCを退団することに決めました。

8月にSHIBUYA CITY FCを辞めた僕を、シーズン途中にも関わらず快く迎え入れてくれて、10月の東京都1部リーグ全勝優勝が懸る、古巣SHIBUYA CITY FC戦にもスタメン出場させていただいたり、関東大会決勝戦も歓喜の瞬間ピッチに立たせてくれたりと、十分過ぎるほどの愛を貰いました。

サッカーに対する灯が、消えそうになっていたときに、素晴らしい人間性の持ち主達の情熱という業火によって、僕の心が救われたのを覚えています。

期間でいうと、たった3ヶ月間ですが、僕の中ではこの3ヶ月での経験が、今後の人生に一生影響を与えるんじゃないかと思っています。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、それくらいインパクトがありました。

この3ヶ月間、学生の頃を思い出す様な、『青春』ができました。
同胞の早稲田ア式出身者が多いからかもしれませんが、あのウォーミングアップから、声を出して盛り上げて、一体感、パワーを持ってそのまま試合に入っていく感じ。
練習から選手主体でバチバチやって、厳しい声かけもありながら、楽しむ感覚。
とても懐かしい感じ。青春時代に戻れた様でした。

どこかスカした、サッカー人になっちゃっていた僕を、お前はそうじゃないだろと、本来のレールに戻してくれた気がしています。
ウォーミングアップでバカデカい声も出せるし、戦えるし、ヘディングもできるのが僕だったと忘れていました。笑
むしろ、そうゆう方が好きだし。

年齢も30歳を超えたし、そろそろ偉そうにして良いかなと思っていたけど、エリースには自分より全然年上の選手が、誰よりも頑張っていて、魂を込めていて、仲間のために行動していて。
プロフェッショナルにはカテゴリーは関係ないのだと教わりました。

チームメイト、スタッフ、マネージャー、こんなにも全員がコミットしていて、役割を全うしていて、自立しているクラブは数少ないんじゃないかと。
本当に全員のことをリスペクトしているし、本当に好き。

でも、なぜそんな素晴らしいクラブなのに、退団するのか。理由はいくつかあって、

ひとつ目は、昨シーズンの超厳しい(理不尽な)レギュレーションを戦い抜き、入団したときの自分の目標でもあった、関東リーグ昇格を成し遂げることができたこと。
とてつもない達成感がありました。

ふたつ目は、社会人関東2部リーグは東京ユナイテッドFCのときに経験済みで、フィジカルフルなリーグに余り興味がないこと。

みっつ目は、自分の中で次の1年間の想像がついてしまったこと。

自分本位な、我が儘な決断である事は重々承知の上で、
僕はある程度解像度高く、未来を想像できてしまうと、途端に航路を変更したくなってしまうどうしようもない性の持ち主で、自分でも呆れている笑

チームは好きだけど、あえて退く。
みんなとは違う道で、自分の深みを見つけるためにアプローチをする。

ただ、もう少し歳を重ねたらまたエリースには戻りたいと思っている。
だからタイトルも『一旦』にした。
over35やシニアチームで、またみんなと再会できることを楽しみにして、これからもサッカーへの情熱を注ぎ続けたい。

みなさん、ありがとうございました。感謝しかないです!

最後に僕の大好きなドイツのコトバ。

Man sieht sich immer zweimal im Leben.

別れがあったとしても、長い人生また必ず会えるだろう。

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