全日本MTB XCC XCO
会場: 長野県富士見パノラマスキー場特設コース
日程:2024年7月6,7日
結果:XCC 12位, XCO 14位
使用機材
ウェア, グローブ: パールイズミ
バイク: Cannondale Scalpel Hi-MOD 1 (goodspeed井原自転車店) *ホイール:鬼ベアリング仕様
タイヤ: XCC, XCOともに F/R Pirelli Scorpion XC RC 2.4 ProWall(1.2bar)
チェーンオイル: Muc-off Ludicrous AF
グリップ: Supacaz Grizips
ボトルケージ: Supacaz Swipe Cage
シューズ: Giro Sector
ソックス: Giro HRC + Grip Socks
インソール: SIDAS Podiatech Custom made footbed(作成:アドバンスドフット)
アイウエア: Supacaz プロト
ヘルメット: KABUTO FLEX AIR
マッサージオイル: イナーメスポーツアロマ XCC,XCO共に Summer
サポーター,コンプレッションウェア: Zamst
マットレス: 39 Design
コンディショニング:新屋カイロプラクティック
北米遠征から帰国して約2週間半ほど時間がありましたが、グラベル&海外へ単身での転戦は身体へのダメージが思ったよりも大きく、前半は回復重視の軽めのトレーニングしかできず、全体的に練習ボリュームが足りていなかったので、大会ギリギリまでなるべく負荷をかけたトレーニングをしながらコンディショニングしてレースを迎えるという流れで調整しました。
正直なところ絶好調とはいきませんが、できる限りのことをして年に1度の日本一を決める全日本選手権に臨みました。
機材に関しては、前戦の八幡浜で感じた点を反映して変更を加えました。サスペンションのセッティングをより動く方向に大幅に変更して、タイヤはピレリScorpion XCRC ProWallがお気に入りなので銘柄は同じままですが、幅を2.2から2.4のものに変更しました。そして、それに合わせてポジションも若干の変更を加えました。タイヤを太くしたことで少し重くなりますが、大きな荷重がかかる場面で安定したり、小さなギャップを乗り越えるのも楽になったりと、試走をしている段階から非常に良い感触を得ることができたので、この変更は正解でした。
それに加えて、今回からホイールに鬼ベアリングを装着しました。ロードやグラベルではすでに導入実績がありますが、大きな衝撃が加わるMTBではどうなのかというテストも兼ねて取り付けてみました。これも概ね良好なフィーリングでした。
大会のある週末は元々雨予報でしたが、日程が近づくにつれて好転し二日ともレース中は晴れの予報に。個人的には暑い方がありがたいのとせっかく用意したタイヤをまた変えなくてもよくなったので良かったです。
コース自体は、例年に比べると長い登りが少し減っていて非常に走りやすく、それでいてロックセクションやバームを使ったテクニカルな区間もあって、走っていてとても楽しいものでした。
しかし、試走中にテクニカルなセクションを反復練習していたら転んで太ももを強打してしまい、歩いていても脚に力が入らず転びそうになるほど痛めてしまいました。自転車に乗っている時も痛みでペダリングどころではなく、状態はあまり良くありませんがレースではアドレナリンと痛み止めで誤魔化して走るしかないという状況になってしまいました。
XCC
XCCのコースは、スタートゴール地点から全体を見渡せる非常にコンパクトなレイアウトで、ゲレンデの芝生の上を走り回るようになっていてテクニカルな部分はないパワーコースです。
前日に痛めた太ももが予想以上に状態が悪く、かなり不安でしたがやってしまったのはしょうがないので、少し入念のウォーミングアップをしてとりあえずペダリングはできる状態なのを確認してスタートラインへ向かいました。
スタートは2列目でしたが痛めた脚に力が入らないので少し出遅れたり、前で起こった落車を回避したりして、少しドタバタとした展開で10番手付近で1周目を終え、第2集団で走ることに。
朽木でもそうでしたが、スタートして最初の5分でのパワーがもう少し出せるようにならないと先頭集団で展開するのはかなり厳しいです。後ろから上がってくる選手に抜かれたり、逆に前から落ちてくる選手を追い抜いたりと目まぐるしく順位が入れ替わるレース展開でしたが、マイナス1LAPの12位でレースを終えました。
XCO
初日のXCCのレース後に雨が降り始めましたが、その後しっかり晴れたので完全なドライコンディションとなりました。とても暑いので選手だけではなくスタッフや観客も大変なコンディションです。
脚の状態も前日とあまり変わりませんが、テーピングと痛み止めでなんとか動かせる状態にしてレースに臨みました。2列目からスタートですが、スタートして100mでいきなり前の選手に斜行されて失速するというトラブルもありましたが、とりあえずは無事に走り出すことができました。横から出てきて転ばせる勢いで寄って来たのでわざとでしょうが、少しホイールがフレてしまう程度でなんとか回避。ロードで密集した集団を走る技術が生かされました。
暑さでオーバーヒートしないようにとりあえずセーブ気味に。疲れと暑さでバイクコントロールも難しくなりロックセクションではミスする選手も多い中、ほぼノーミスでクリアしてコース全体のペース配分をうまくまとめることができましたが、急な登坂でパワーを出すことができず、それを下りでカバーする走りが続き、最後は14位でゴールしました。
正直言って順位的にはあまり良くは無く、少し残念な結果ではありましたが、バイクのセッティングも上手く出て大きなミスなくレースを終えることができたのはよかったです。身体のコンディションは、試走での怪我の影響もありましたがそれ以前に連戦で無理してトレーニングを重ねていたので疲労が抜けきっていなかったのが原因だと思われます。
この全日本で今シーズン前半戦は終了です。次のレースまでは少し間が空くので、一旦休んで後半戦に向けてまたしっかり準備していきたいと思います。
応援ありがとうございました。
写真: Kasukabe Vision Film
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