諦めてしまうのは、子供たちではなくて、大人たちの方なのかもしれない。

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よそ見をしながら、数々の誘惑に立ち止まりながら、転んで怪我して泣いてでも這ってでも僕についてくる息子を見て、そう思った。

「いつ、息子に手を差し伸べようか・・・。」

そのタイミングを見計らいつつ、すぐに首を横に振る。
心を鬼にして、息子の成長直線を見守る。

「抱き上げてしまえば楽でいい」
大人が楽したいから、息子の自由に歩く時間を奪いことはあってはならない。
我慢するのは僕たち大人の方だ。
2km近く歩けるようになった息子を、玄関で思いっきし抱きしめる。

もしかしたら、社会が子供達に手を入れるタイミングが早くなっているのかもしれない。
寛容な社会と言いつつ、どこかで扱い易い子供達にしているのかもしれない。
子育ての難しさを感じつつ、かけがえのない時間を過ごし、そして豊かな思考を巡らせていることに感謝と喜びを感じている。
そう、僕は子育てを通して自分の成長を感じている。

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