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Damn feat. 村島洋一について

4thSG 「Damn feat. 村島洋一」をリリースしました。
共作の経緯なんかはメディアに送らせてもらった以下のコメントに書きました。

凌平コメント
数年前、京都のライブハウスnanoで村島洋一さんを観た。圧倒的な歌声とステージング。店長のモグラさんと「この人凄いですね」「村島君?京都の至宝やで」そんな会話をした。今回、GuruConnectから「Damn」のビートが届いてフックを考えている時に何故かあの夜の村島さんの声を思い出した。正直ここまでの楽曲に仕上がるとは思わなかったけれど、村島さんの地力と、スグルさんのプロデュース、Gotchさんのエンジニアリング、全てが重なり合った結果だと思っています。俺が受けた衝撃がアナタに少しでも伝わりますように。

この様に思い出話なんかは無限に語れますが今回は楽曲について書きます。
もし興味が湧いたら一番下にMVを貼るので聴いてもらえたら嬉しいです。

まずテーマを決めました。
村島さんも俺も音楽とは別に仕事をしながら活動を続けています。不本意ですけど笑
繰り返す日常の中で音楽を選びステージに立ち続ける事について書きませんか?と提案しました。
そしてまず自分がワンバース目を書いて村島さんに渡しました。

数日後、村島さんがフック部分の歌詞を送ってきてくれました。

贅を食らう板の上
愛憎を説く人めいたものとか善意に縋りつく猩猩
有象無象と毒を食らう
皿まで食らうわ

おーいおーいと呼ぶ声
あれは確か誰だったかしら
もしや善意に縋り付く猩猩
有象無象と毒を食らう
皿まで食らうわ

この歌詞を受けてラストバースを書く事になったんですが、あまりに深過ぎて、恥ずかしながら村島さんに意味を尋ねてしまいました。でもそれは俺がリリックの続きを書くのに必要な事でした。
村島さんは俺にもわかるように長文で、それでいてわかりやすく解説してくれました(歌詞の解説と笑い所の解説って恥ずいのに)
村島さんは丁寧に一行ずつのラインを解説してくれて、最後に「俺たちは音楽に手を出したのだから、死ぬまで享受する。それが音楽かどうかも分からなくなっても。ステージに立つ事はそういう事だと思います。」と教えてくれました。

俺も猩猩 生き方は堂々
誰に対しても平等 平日は労働
剥き出しの表現が俺なりの暴動

目先の欲に酔うな 毒を食らう 皿まで食らい尽くし切るわ

俺なりのアンサーっす笑

自分のリリックは一行あれば一行の意味しか無いので、つまり書いたままって事です。
対して村島さんは一行の中に色んな想いや意味を詰めていて食らったし、今回も学ばせてもらいました。

後悔があるとすれば、ライムが甘かったなと反省してます。でもこれは完成後に思った事なので成長した証かもしれません。
次はもっとヤバいラップが出来ると確信してます。

スグルさんのビートや、ゴッチさんのレック、塩田さんのマスタリング、廣くんのビデオ、周り全部のサポートが無ければ、俺は何も生み出せません。
聴いてくれる皆の事を考えてリリックを書いたりはしないけど、皆が居ないとモチベーションが無いっす笑

そしてプレイリスト拾ってもらえないのは薄々勘づいてました。
あまりにオルタナすぎる笑
でも俺がやりたい音楽を表現する方が大事なので文句ねーっす。

ありがとうございます。

俺らの曲は死んでからが勝負。そういう気概で創作を続けます。
「Damn feat. 村島洋一」気に入ってもらえたら嬉しいです。

4thSG「Damn feat. 村島洋一」
Prod GuruConnect
Engineer Masafumi Gotoh
Master Hiroshi Shiota
Video Kenichiro Hiro

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