見出し画像

人生を変えるサウナ術 なぜ、一流の経営者はサウナに行くのか

僕はサウナが好きで、週4~5回はサウナに入っている(現在は自宅待機中のため、入れていない)。本書を手に取ったのは、サウナに対する理解を深め、より競技生活、そして私生活に生かしていきたいと思ったからだ。

本書「人生を変えるサウナ術 なぜ、一流の経営者はサウナに行くのか」は、サウナに入ることにより得られるメリットや具体的な入り方、おすすめのサウナスポットなどについて書かれている。

今回は、主にビジネスパーソンに向けて書かれていた内容を、アスリートの生活に置き換え、まとめてみた。

サウナには軽いトレーニングと同程度の心臓や血管を鍛える効果がある

サウナには軽いトレーニングと同程度の効果があり、運動が苦手な人の中には、サウナを運動の代用として使っている人もいるようだ。

アスリートは試合時に自分のコンディションがピークになるよう、時期に応じてトレーニングの量や内容を変化させており、試合の1週間ほど前から、練習の量を落として疲労を溜めないようにする。この時期に、練習の代用としてサウナを利用することで、疲労を溜めずに体に軽い負荷をかけることができるのではないかと考えた。

また、海外で試合があるアスリートは、毎回時差ボケに悩まされている。特に到着した日や、その次の日のコンディションは最悪で、負荷のかかる運動は体が受け付けない。そんな時にサウナを使うことで、無理なく体に刺激を与えることができ、時差ボケをスムーズに解消できそうだ。

オフの日は完全に休む人もいれば、次の日の練習に備えて積極的休養(アクティブレスト)をとる人もいる。僕は完全に体を休めてしまうと次の日の練習の質が落ちてしまうため、オフの日でも軽いランニングなどをおこなうことが多い。しかし、練習がハードな時期はオフの日に体を動かす気力が残っておらず、できればゆっくり過ごしたいというのが本音だ。体を動かさずに且つ短時間で汗を流し、血流を促してくれるサウナは、こんな場面でも一役買ってくれそうだ。

良質な睡眠のために

サウナに入ることで睡眠の質が向上するという検証結果が出ているそうだ。確かにサウナに入った日の夜は、良質な睡眠が取れている。

多くのアスリートは睡眠の質を高めるために寝具に気をつかっている。それと同様の感覚で、質の高い睡眠をとるために、サウナに入ることもありではないだろうか。

自律神経を鍛える

熱いサウナと冷たい水風呂、外気浴での休憩というサイクルの中で、交感神経と副交感神経のスイッチングが繰り返され、自律神経の働きが鍛えられるそうだ。

アスリートは目指しているところが高い分、自分自身の中での葛藤や、周りから寄せられる期待が大きく、日々ストレスにさらされている。よって、自律神経を乱しやすい環境にいることは否めない。

実は昨年、自律神経の乱れから心身のバランスを崩し、約2ヶ月間、完全に競技から離れた時期を経験した。まさか自分がそうなるとは思いもしなかったが、今後さらなる高みを目指す上で、精神衛生を良い状態に保つことがいかに重要であるかを痛感した。

サウナが好きになったのは競技に復帰したあとだったが、日常的に入るようになってからは、良い精神状態で競技と向き合えている。

ストレスを感じやすい、ストレスを上手く対処したいと感じているアスリートには是非サウナをおすすめしたい。

思考に没頭できる環境

僕は自分と向き合って思考に没頭することが好きだ。日常生活の中でそれに適した環境をつくることは難しいが、僕にとってその場所のひとつがサウナだ。

サウナはとてもシンプルな空間であるため、いつも思考に没頭でき、自分の考えを整理することができる。

競技、そして私生活に良い影響を与えてくれるサウナに、今後も入り続けていきたいと思う。是非皆さんも、コロナが落ち着いたらサウナに入ってみてはどうだろうか。

人生を変えるサウナ術 なぜ、一流の経営者はサウナに行くのか? https://www.amazon.co.jp/dp/4046045124/ref=cm_sw_r_cp_api_i_vnEKEbRE28GV6





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?