佐世保旅行記(一人旅)
私は福岡に住んでいる。これもなんとなく。地元でもないのだ。
一昨日ふと思い立って、佐世保に行こうと思った。理由は割と近い(一ヶ月前に下道で6時間かけて宮崎に行った私からすると)から、と、長崎県に行ったことがなかったから。
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平日20時頃の佐世保駅の近くにある飲み屋街には、歩いている人は少ない。いや、殆どいないと言っていい。歩いているのは、やんちゃな格好をしたニーチャンで、自分を誇示するかのように携帯を強めに握り、電話越しにおそらく後輩?に指示を出している。
アレをやっとけ、とか、客の入りはどうなの?とか、まさにローカルの先輩後輩で経済が成り立っているということを思わせる。
飲み屋(いわゆる大衆居酒屋)に入ると胡散臭そうな、髪を茶髪にしたオジサン?がいわゆる、びじねすの話をしている。円安がどうだとか。
他には、もう30年以上通っているんだろうと想像できる70オーバーの、おじいさんがいるくらい。
あとは、サラリーマンもいたな。サラリーマンは3.4人組で絶妙な笑顔を浮かべながら中身のない(時代に合ってない)会話をしていて、都会のそれと変わらない様子だ。
店はおそらく夫婦で経営をしていて、旦那が厨房、極道の妻に出演してそうな奥さんがホールをしている。
そこに自分がいる。
明らかに自分の異質感を感じる。
私は異質であることに慣れている(タトゥー有、1人で居酒屋に行く癖有)が、なぜか他の都市と比べて余計に自分が目立っていると感じた。
この異質感は孤独感と似ている気がしていて、これまで行ったことがなかった場所にいるというワクワク感と、同時に寂しさが混在しているような心になる。
この感覚は、新しいコミュニティに入った時に、あまり受け入れられていなかった時に感じるものと同じだ、と思った。(まあ構造的に両者は同じだからそれはそうなんだけど)
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何か新しいこと挑戦するということは、上記のような感情になってしまうことは避けられないと思う。
私は挑戦したい。モヤモヤして"その夜だけの自分に言い聞かせた正解"に逃げたくない。
だから、そういった孤独感に近い魔物に慣れていく必要がある気がするのだ。
だから、これからも一人旅を続けていきたい。
※写真は、香蘭という佐世保駅にあるちゃんぽん屋さんの厨房。美味しかった。
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