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キッズコーナーの当たり前から (ほぼ自分のメモ)

今世間の状況はコロナウィルスの長期に渡る感染拡大で、様々な業界で良い影響、悪い影響が出ている。

キッズコーナー業界も想像してもらえればすぐに分かると思うが、子どもに直接関わることなので、厳しい影響が出てしまっている。

このような不安定で、正解が不確実な状況なので、自分たちの取り組みや、「正解はこれだ」みたいなことはこの記事では書かないけれど、「キッズコーナー」というそのものを改めて考え直してみたい。


キッズコーナー Wikipedia


自分のメモ用として、まずWikipediaで書かれていることを引用しておきたい。

キッズコーナーとは

キッズコーナーは、商業施設などに設置された、子どもの遊び場の総称である。特に無料の小型の設備のことを呼ぶことが多い。


仕様

ウレタンマットで覆われたタイプのモノがほとんどだが、現在は多様性に富み、木製玩具でできたものや、絵本を充実させたタイプのものなどが見られ、商業施設のニーズに合わせ、細分化されている。


歴史

1989年頃から欧米などのレストラン内に遊び場を設けるようになり始めた。その後、巨大ファストフードチェーンのマクドナルドやバーガーキングなどで、活発に設置されるようになり認知度が高まる。特にヨーロッパでは、古い倉庫などをリノベーションしたレストラン+遊び場が登場し始めた。

日本では、

1995年頃からベネッセやダイエーが展開し始め、1998年頃にはロードサイド店舗の専門店やショッピングセンターなどで幅広く利用された。

キッズコーナーという言葉についてWikipediaで見たことは無かったのだけれど、なんと自分たちの会社が歴史のなかで紹介されていてびっくり。
単純に嬉しいのでちゃっかり引用させてもらいます。

2002年従来のキッズコーナーの発展形としたレンタルキッズコーナー「リトルツリー」が、木製玩具を中心に4ヶ月に1度取り替えるメンテナンス付きのレンタルと、環境に配慮したモノ作り+サービスが各業界のリーダー企業からの支持を得て、首都圏を中心に広がった。

うーん、レンタルキッズコーナーの先駆けとして記載されていて感慨深い。

2008年以降、多くの会社の参入により、多様な方向へと展開され始める。消費不況もあり、来店を増やし顧客満足度を高め、リピーターにつなげる面が評価され、あらゆる場所に多く設置されるようになる。


現在のキッズコーナーの種類


今全国にあるキッズコーナーは多種多様だが、おおまかにどういう種類があるか分類すると

・建築の設計段階から決めて作り込んだキッズコーナー
・販売会社から購入したキッズコーナー
・レンタル会社からレンタルしたキッズコーナー
・店舗が市販品を用意し、設置したキッズコーナー

この中で、自分たちの「リトルツリー」は、キッズコーナーをレンタルしている会社である。

なぜレンタルにこだわるかというと、購入した場合、次のような状況になってしまうからである。

・始めから備え付けられていたり、購入したキッズコーナーは管理者がメンテナンスしなければならず、不衛生な状況になってしまうこと。
・見た目にも分かるくらい汚れていたり、劣化していても使い続けられてしまっていること。
・壊れたり、劣化した場合、処分されてしまうこと。

細かくはまだたくさん理由はあるのだけれど、レンタルであれば定期的にメンテナンスや交換を行うことによって、常に衛生的なキッズコーナーを維持できる。

特に「リトルツリー」は、汚れごと削り落とし、新しく色の塗り直しをして再生し続けられる「木製」にこだわっている。


「リトルツリー」の話ばかりになってしまうので、ここらへんで紹介はやめておきたい。


キッズコーナーの当たり前


キッズコーナーの当たり前は何があるだろう。

当たり前

・子どもが遊ぶ場所
・子どもが楽しめる場所
・不特定多数が遊ぶ
・親の用事や休憩中に遊ぶ場所
・安全である
・子ども向けデザイン
・施設や店舗内にある
・明るい
・コーナー内で遊ぶ
・親が子どもから目を離せる
などなど


キッズコーナーの固定概念を外してみる


では次に当たり前の逆を考えてみたい。

・遊ばないで居るだけで楽しい
・大人や親子で遊ぶ場所
・大人が自由に居れる場所
・つまらない場所、飽きる場所
・1人だけの遊び場
・キッズコーナーが目的になり、キッズコーナーがメインで、子どもや遊びに関する店舗や商品が周りに存在している。
・安全ではない。安全ではないがどうしても体験してもらいたい場所。危険だからこそおもしろいこともある。
危険ではあるけれど、おもしろいキッズコーナーとはどんなものが考えられるか。そこから危険を排除していく方法を考えてみる。
・大人向けデザイン。大人が心地よく感じるデザインの中に入り込み、大人の世界観を体感する。
・屋外にある。これは公園とかとあまり変わらない。
・暗くて見えない空間や、薄暗くて不安な空間。ムード感漂う空間。
・コーナーの中と外を行ったり来たりしなければならない仕組みや、遊び。外にいる親と共同で何かする。
・あえて危険な場所にしたり、遊びや何かで子どもを見ずにはいられない、どうしても子どもから目が離せなくなるような場所。そのため、おのおのの時間を過ごすのではなく、強制的に親子の時間を作り出す。


ついでに

良いとされる遊びの逆を考えてみる


・成長をしてはいけない遊び。知育玩具でも対象年齢が大きく外れたもの。
・想像力をかきたてない遊び。想像する余地が残されていない遊び。完全に受動的な遊び。
・楽しいおもちゃで遊ばせない。つまらないもの、飽きやすいもので遊ぶ。そのことで、かえって想像力が発揮されることもあるかも。
・仲良くしてはいけない。貸し借りするのではなく、奪い合う遊び。そういった対立を生み出す仕組みの遊びやゲーム、競争をすることで、かえって連帯感が生まれる。


などなど、いろいろと好き勝手に想像を膨らませてみたら、いろんな壁や問題はもちろんあるのだけれど、自由な発想をヒントに楽しいキッズコーナーが出来ないか、遊びが生まれないかこれからも考えていきたい。

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