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「ご飯の炊き方を変えると人生が変わる」は言い過ぎでしょ!という思ってたけど、読んで実践したら本当に変わった。

noteはしばらく読書感想をしてみようと思います。使い方をずっと悩んでいたので。

なんせ、小中高と読書感想文を書くのが苦手だったので。苦手意識を乗り越えることで、その先に何かあるかもと思ってます。お付き合いください。

初回は真崎庸さんの「ご飯の炊き方を変えると人生が変わる」を読んでみて。

はじめタイトルを見たとき、正直「うわー」とネガティブな印象を持ってしまいました。

人生が変わるとか買いてあると、料理より自己啓発的な要素が強く、精神論多めの料理本なのかと、思ってしまったから。

そう思うのは、私自身が白ご飯を炊くことを舐めているからかもしれないです。

以前、ご飯炊き用の土鍋をもらい使ってみたりしたこともありましたが、土鍋は重くて毎日のご飯炊きで出したり引っ込めたり、洗うのが結構大変で、結局使わなくなり。

そして昨今は機能を売りにした高級炊飯器などもありますが、電気製品店で各メーカーの炊飯器で炊いたご飯を試食しても、正直美味しさが分からず。〇〇炊きなど機能がありすぎて、お金をたくさんかけてまで炊飯器を買わなくても、という気持ちに拍車がかかり。

そんなこんなで、ご飯なんてどうやって炊いても同じという気持ちが強く、その上微妙な糖質制限までし始めたので、美味しい白ごはんに対する興味を完全に失ってました。

そんな感じなのに、なぜこの本に興味を持ったのか。

初めてこのタイトルを見たのは、わざわざのサイト。この時は、「こういう本もあるんだ」と思うに留まり、買いませんでした。

次に本屋さんで平積みされているのを発見。最初を読んでみると、使う道具は普通の鍋。土鍋でもなくホーローの鍋でもない。
それでもご飯が美味しく炊けるという点に強く惹かれました。

そうなると、本を買って読みこみたくなり、即購入。

最初の方は鍋を使って11分ほどでご飯を炊く方法が、詳しく書いてあります。
浸潤米を作っておかなくてはならないけど、きちんと洗って水につけておくだけ。そして昨今は冷蔵庫で保管できるので、それをクリアできれば、毎日やるのもそれほど苦ではない気がしました。

1番の読み所は、鍋でご飯を炊くところ。

普通の鍋で炊けるというのは、本当に気が楽になります。
特別な道具を使わず、日常の道具で日常的に食べるものを作ることができるのは、これからも続けられるかどうかを考えると大切なところ。
最初はもたつきながらも、書かれたとおりにしてみると、本当に美味しく炊きあがりました。

これまで炊飯器で炊くと、ボソッとした感じがありましたが、鍋で炊くとご飯にツヤがでて、もちもち感が強くなったような。
そしてお櫃に移して冷えたご飯を食べても、水分が残ってるし、冷えてる方が甘みが増しているような感じがして、本当に美味しい。
冷えても美味しいのは、本当に衝撃でした。

この本に影響受けて、とうとうお櫃を買ってしまいました。一生物です。

本の後半では炊き込みご飯の炊き方や、ご飯に合うおかずなどのレシピも紹介されてます。

この本を読んで好きだな、と思ったのは手間をかけることが他人のためとか、健康のため、という自分にとって苦手な雰囲気がなく、美味しいものを食べるためにちょっと手間をかけてみましょうというところ。私は料理を他人のためというよりも、自分が美味しいものを食べたいという、食い意地でやってます。

この本は、美味しいご飯を食べるためにやってみよう!という姿勢がはっきりしていて、実践しても苦になりません。むしろ、回数を重ねるごとに習得していくのが楽しい。そして、目安の時間も書いてあるので、勘でやらずに住むのが素晴らしいです。

結局私の人生が劇的に変わったかというと、そうではないけれど、ご飯を炊く楽しさと、白米のおいしさ、冷めても美味しく食べられることを知ったのは、ある意味人生が変わったのかもしれないです。白ご飯苦手だったし。料理の楽しみが一つ増えました。

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