見出し画像

IN/SECTS vol.6.5 いい店の作り方

荻窪のTitleで本を眺めていた時、目に入ってパラパラと読んでみた。

全く知らない雑誌だけど、関西のお店の店主にインタビューしている内容が面白そうと思い、購入。

掲載されているお店が、始めたきっかけ、どうやってお店を作ったのか、今後の展望や課題を語っている。
この中で知ってるのは酒場 井倉木材だけ。お店に行ったことがあったので。

各店主の考える、いいお店の基準は個人的な主観が強いと思う。
だからこそ、雑誌に取材されるような面白いお店になっているんだなと思った。

あと、皆さん結構見切り発車な感じがあって、それでもなんとか商売を成り立たせているのが面白かった。
綿密に計画しましょう!みたいなことを言われがちだけど、やってみたら思ってたのと違うことも多々あるし、いろんな失敗や挫折があったんだろうなと。でも、そこを感情的には語らず次にどうやって繋げたのかが、とても参考になった。

個人的にとても気になったお店は、井倉木材と梅の湯。

井倉木材は一度行ったことがあり、材木屋が夕方から居酒屋になる、という全然違うものの組み合わせが面白くて、自分が植物居酒屋というイベントをやってみたきっかけになった。材木屋と居酒屋という全く接点がないものが、同じ場所で営まれているのが、不自然なのに馴染んでる感じだった。

梅の湯は、銭湯経営の大変さがものすごく伝わってきたけれど、経営されてる湊さんの銭湯を残したい思いが強く感じられた。銭湯の場所作りをされているんだなと。今後梅の湯がどんな場所になるか楽しみ。

自分が知らない地方のお店の話を知ると、日本には自分の知らない良い店がたくさんあるんだなと気づく。今後地方に行った際に、いいお店との出会いも楽しみだし、東京にはない店とたくさん出会いたくなる。

今後もIN/SECTSをチェックしていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?