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2024年5月の写真日記

3月頃までは、なんだか久しぶりに仕事が忙しいな、なんて呑気に思っていたのに、悲しいかな、どうやらそれくらいの忙しさが標準的になってしまったよう。

忙しいなりに、人間が並行してケアできる仕事って、だいたい2つが限度だよなあと気付いた。体感的に、大小問わず、3つ以上の仕事が同時期に重なると、だいたい何かがすっぽ抜けたり、横やりが頻発して極端に効率が悪くなったりしている気がする。

歩行者天国は、道のど真ん中を歩くと吉。

なんて思って、ふと調べてみたら、2010年には、そういう研究結果がでてたらしい。

仕事に限らず、スマホのおかげで、今はいろんな情報とか広告とかが、嫌でもどんどん目に入ってきちゃうから、みんな、実は常にビジー状態になっているんじゃないだろうか。

早起きして、ランニングをしてみた。
この時期の朝は、爽やかで気持ちいい。
街中の影が濃くなってきてて、
夏が近づいていることを感じる。

これからは、仕事も私生活も、どれだけいっぺんに考える数を減らせるか、どれだけいらない情報が目に入らないようにするかが、大事になるんじゃないかと考えたりする。何か一つに没頭する時間というのを、意識的に持っていけたら良いなと思った。



ここだけ見ると、ハワイと言っても過言ではない。

長期休みといえば、正月やお盆、5月はゴールデンウィークだったりするけれど、社会人になってからは、世間の休みのピークからずらして休暇を取ることが多かった。

と言うのも、妻はシフト制の仕事なので、自分の一存だけでは休みが揃えられない、という事情もあったりするのだけれど、今回も、ゴールデンウィークの "次の週" に休みをとって、妻とプチ旅行に行った。

「かねよ食堂」というレストラン。
そよ風が吹き抜けていて、気持ちが良かった。
船にも色々種類があるらしい。
それにしても天気がよかった。

お楽しみの「ジブリ展」。ジブリという言葉だけが先行していたので、ジブリ作品のあれやこれやが見れるもんだとイメージしていた。

しかし。

はじめこそ、千と千尋のオブジェなんかが出てきたけれど、その先は、なんだか昔の書籍とか映画の紹介ばかりしていて、思ったよりジブリ感が薄い。

何か思い違いをしている気がするな、と思いながらも、とりあえず、じっくり見進めていく。全体の1/3くらいを見終わったところで、はて、そうかこれは「”鈴木敏夫”とジブリ展」だった、ということに気がついた。

今、改めてホームページを見てみると、

本展では、戦後の名古屋で育ち昭和・平成・令和の時代を駆け続けている鈴木敏夫氏が出会った多くの映画作品、書籍と、それを通して見えてくる時代背景に注目しました。
(〜中略〜)
鈴木氏が、その作品や作家からどんな影響を受け、自身の思考術へとつなげていったのか。そしてどのように作り手と向き合い、編集者・プロデューサーとしてスタジオジブリ映画を確立していったのか、この答を鈴木敏夫氏の血肉となった8,800冊の書籍や約10,000本の映画作品を通じて探ります。

みどころ |鈴木敏夫とジブリ展

これを読むと、「鈴木敏夫とジブリ展」を「ジブリ展」と略すことの愚かさに気がつくだろう。そう、どちらかといえば、これは「鈴木敏夫展」なのである。

先入観って危ない。

そうと分かれば全てに合点が行く。端的に言えば、鈴木敏夫の人生や仕事ぶりをひも解いていく展示だったのだ。湯婆婆のおみくじコーナーでバエているだけではもったいない。

さて、前知識がゼロどころか、マイナスからのスタートだったなりに、興味深かったのは、「風の谷のナウシカ」から、ジブリとしての鈴木敏夫が始まった時、彼はすでにアラフォーだったということ。

そう考えると、自分の人生も、まだまだこれからなんだろうなと思えた。

本棚の本 = 鈴木敏夫が読んだ本。ならば、
ここは彼の頭の中だとも言えるだろうか。

そしてなにより、様々なジャンルの本、漫画、雑誌、映像作品などの、数え切れない量の展示。それらがすべて、彼自身が見たり、読んだりしてきた物だと分かった時、偉大だと言われるような人を裏打ちしているインプット量というのは、凡人の想像を、はるかに超えるものなんだなと体感して、圧倒された。




観音崎のホテルに泊まった。
食事もお風呂も良くて、リフレッシュできた。
踊っているように見える?
みんな思い思いでいいよなあ。




通勤時間帯。会社へ向かう人の足音が
反響していて、耳に残っている。
夕方にも走りに行った。いずれにせよ、
暑さで体に負担をかけないということが大事。
いつも混んでて苦手な通り。
東京の中だと、新宿が一番好きかもしれない。
 

なんやかんやで、初めての投稿から半年が経つらしい。毎日忙しくて、時間が経つのは早いんだけれど、こうして写真を選んでいると、それを撮った時に考えていたことを思い出せる。

あーこんな事したな、楽しかったな。なんか同じような写真ばっかだけど、きっとこういうのが自分は好きなんだろうな。とか。改めて自分自身を見つめ直したり、思い出を噛みしめる機会になって、案外面白い。

つづく

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