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■『閉鎖病棟』

『閉鎖病棟』
帚木蓬生(Hahakigh Hosei)
新潮文庫

小説。
精神科病棟。
患者と病院スタッフ。
病棟での日常と大きな事件と。
(謎解きではない。どんでん返しではない。)

細い線の上を歩く感覚。
はみ出さないように。
足元を見て、遠くを見て。
軌道修正しながら。
ゆっくり、だけど、とまらずに。

病院の空気が伝わってきます。
こんな感じです。

登場人物たちの、小さな心のうごきが、
優しく丁寧に語られています。
好きな小説。

(某奇書とは全然違うので、そこはご安心を。)

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