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マイルを使って北海道まで飛んだお話 #1 てんやわんやの一日目


まえがき

すっかり旅行記事から遠ざかっていましたが、行くところには行っていましたので久しぶりに書いてみます。
時期は2024年の2月下旬、搭乗便は「羽田-新千歳」。
今から思えば、なかなかにスケジュール的にスリルのある旅行となりました。
ソロじゃなかったら同行者に文句を言われていたかと思います。

旅行プランの検討から

「新型コロナ対応」でのマイルの期限延長が終わり、期限切れ間近なマイルがこのとき手元に残り10000マイルほど。
これを有効活用するため、シーズンチャートもしっかりと確認して、2月のローシーズンのトクたびマイルでの「冬の北海道旅行」を楽しもうと画策しました。
比較的座席指定のとりやすかった夜の便を選んでの、初日を移動日と割り切っての2泊3日です。
ただし定番の「札幌」は既に何度か(レジャー以外も含めて)経験済み。
「千歳のイーグルが見たい」という思いと、「そういえば空港以外に何があったっけ」という疑問を解消するため、宿泊先は「千歳」とすることに。
直前予約に限られるトクたびマイル、テレビでは北海道の「10年に1度の高温で氷が解ける」だの「再び寒波が」だのとニュースが流れて、この時点でスケジュール通りにいくのか不安になってきました。

羽田空港へ、相次ぐ遅延便と欠航便

夜便なので午前の用事を済ませたらゆっくり空港へ向かえば大丈夫なのですが、前日にANAから「降雪による運航のお知らせ」が届いたり、当日朝から羽田空港の風が強いことをFlightradar24で見ていたりと不安要素多めだったことから、空港リムジンで移動し、早めの夕食を羽田で済ませることにしました。

東京カルビにて

とはいえ時間までは余裕があるため、カードラウンジを時間いっぱいまで使って状況を眺めていると、電光掲示板に並ぶ「Delay」の文字。
そして搭乗便の表示を確認すると、いつの間にか「Weather check」との表示が。
Weather check…天候調査中…うーん嫌な予感がひしひしと…
ちなみに二つ前の便は欠航とのこと。
しかも羽田は強風のため雲が無く、ラウンジから見る月がとても綺麗なのがまた皮肉です。

欠航と天候調査の多い千歳行き

気を取り直してラウンジでの休憩を終えて搭乗口付近へ向かうと、ちょうど一つ前の便が遅れて離陸するも、「引き返しの可能性あり」とのこと。
そして搭乗便の運航予定が次々に更新され、とうとう「50分遅れ」の表示。
この時点で新千歳発の「快速エアポート」の終電時間を過ぎることが確定し、「JR増便無し」がアナウンスされました。
ざわつく搭乗口近辺。着いた後のことを考えると、この時点で飛ばないと言ってくれた方が楽かもしれません。
この時点で宿泊予定のホテルに一報を入れ、「当日中」に来れそうもない場合にまた連絡を入れてくれれば対応してくれるとのこと。ちなみに現地は雪が降っているそうで。
一部のエアドゥ便は新千歳の雪のために早くも欠航が決まっていたことから、振替便としての影響もあって座席はこの時点で満席に。
結局、搭乗開始は1時間以上の遅れとなりましたが、この時点での救いは「地上交通の案内」があったこと。ANAでよかった…!

ひとまずお金の心配がなくなった

いざ搭乗、新千歳へ

なんとか無事搭乗を終え、あとは新千歳への着陸を祈るのみ。
機材はボーイング777-200。

ようやくの機内より
B777-200

いつものように座席は右側の窓席、上空では安定して月も綺麗なフライトでした。
青森のあたりからは雪雲も多く、揺れも大きくなりましたが、引き返すこともなく無事着陸しました。

雪の夜の新千歳

と、飛行機を降りると何やら出口で案内が。
なんと、終電に乗りそびれた人のために、ANAでバスを準備してくれたとのことです。
しかも札幌行きだけではなく、途中の「千歳・恵庭・北広島」行きまで無料で出してくれるとは。
なんという僥倖!ANAでよかった…!(再)

雪の千歳駅到着

すっかり日を跨いでの到着となりましたが、そんなこんなで無事千歳に到着しました。
千歳はすっかり雪模様。除雪車が働いています。

除雪中

初日の北海道までの数時間の道中だけで、かなりのイベント量。明日以降の波乱さえ感じさせるスタートです。
冬の北海道の洗礼を初日から受けることになりました。
鍵を開けて待ってくれていたホテルへと向かい、この日は夜も更けて就寝となりました。


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