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【播磨町】情報公開がつながるきっかけに
こんにちは、兵庫県で一番小さなまちのまちづくりアドバイザー佐伯亮太です。今日はつながりづくりの一つの方法としての情報公開について書いてみます。
公開してたからできたつながり
播磨町では防災と福祉の連携促進事業を進めています。令和2、3年は専門家や有識者、地域の皆さんを招いた検討委員会を開催して事業の組み立てや実効性のある計画づくりについて議論を重ねました。その結果、「播磨町モデル」を組み立てることができました。詳細は播磨町ホームページより。
先日、ある自治体の職員からこの事業の担当職員に突然連絡があり、たいへん褒めていただいたようです。その自治体も、防災と福祉の連携事業を進めようとしているけど、どうにも上手く行かず情報収集をしていたようです。インターネットの検索や資料を探す中で、播磨町モデルにたどり着き、これぞ!とおもって連絡いただいた模様です。情報公開をしていたからこそつながったご縁でした。
プロセスを公開すること
事業をすすめる中で大切にしているのは、プロセスを公開することです。まちづくりを進める上で、情報を知っていることがとても大切だと思っています。知らなければ無いと同じことだとも思っています。だから、一緒に進めさせてもらっている事業については、できる限り検討経緯や現在の状況を公開するようにお願いしています。公開するから、新しい議論が生まれ、新しいつながりができると思っています。
一番悪いと思うのは、「こんなのができました」と結果だけを共有することです。知らされた側は、なぜそうなったのか、こんな可能性はなかったか?など疑問だらけになってしまいます。そうならないためには、検討のプロセスを公開することが大切だと思っています。
パブコメいつするの?問題
昨年、神戸市役所の秋田さんに播磨町に来てもらい日々の働き方について職員に向けて話をしてもらいました。印象的だったのはパブコメをいつするかという話でした。パブコメは市民参画の手段として非常に大切な機会です。ただ、多くの場合、計画や方針はほぼ完成の状態でパブコメに出されます。ほぼ完成しているから、根本的な変更はできないだろうし、「言っても意味ないだろう」という機会になってしまいがちです。秋田さんは過去の事業で、事業を始めると同時にパブコメを取ったことがあるようです。そうすると、市民から多くのアイデアが届いたようです。中には何十ページにも渡る資料が届いたとか。つまり、完成に近いタイミングでパブコメをすると、受け取る側の市民はどうしていいかわからない状況になるということでしょう。どのタイミングで情報を公開するか、これも一つのポイントと言えるでしょう。
ちなみに、兵庫県丹波市の市民活動支援センター(運営:NPO法人たんえん)では、パブコメミーティングを開催されています。
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丹波市では、「丹波市自治基本条例」や「参画と協働の指針」に基づき、市政への参画の機会として、特に市民生活に関わる計画案等について一定期間を設け、市民等の皆様からの意見を計画内容に反映していくパブリックコメント制度を運用しています。
市民活動支援センターでは、特に地域づくりや市民活動、住民自治に関係する計画案等について、そのパブリックコメント募集期間に、ともに計画案等を読み、語り合い、意見を伝える場として、パブコメミーティングを随時開催しています。
パブコメってどうしていいかよくわからない場合もあると思います。一人では考えにくいことを集まって考える。そんな機会があることもとても大切だと思います。
まず知れること
大切なのは、「まず知れること」だと思います。そのためにプロセスを公開できれば、新しい仲間が増えたり、議論が生まれたりします。そのためにはまず知れる環境づくりを進めたいと思っています。
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