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最推し、もうひとつのルーツの地〜豊郷小学校旧校舎〜

2023年6月3日、本来なら遠征から帰宅して出勤する日だが、何故か岐阜県大垣市で朝を迎えた。
高速バスの乗継地点だった名古屋駅で、さきの台風などによる線状降水帯が静岡県に横たわり、高速はおろか在来線や新幹線など、名古屋より東へ向かう全ての交通機関がストップ。名古屋のホテルは全滅だったため、電車で30分ほどの大垣まで出て泊まることとなったのだ。

前日(6月2日)の名古屋駅新幹線改札。
19:30頃、およそ3時間半の粘りも虚しく終日運休が決定。

雨が収まった翌日も、しばらく東京方面へは行けないと分かると、筆者は西へ向かった。
行先は隣県、滋賀県豊郷町の豊郷小学校だ。

米原から20分ちょっと、最寄り駅の豊郷に到着。

貴重な戦前の西洋建築物であり、全国に報道された建替え騒動を経て保存に至ったこの学校は、一般公開と同時期にアニメ『けいおん!』の学校のモデルではという言説がなされ、以降国内外から多くのファンが訪れるようになった。
筆者も数度訪れたことがあるが、前回は4年前、その前はさらに3年ほど空き、そこまで多く訪れたことは無かった。

今回訪れたのは単に『しばらくぶりだったから』と言うだけではない。
豊郷小学校旧校舎は、今の筆者の"最推し"のルーツでもあるのだ。

noteで記事を書くようになった理由とも言える"最推し"、VTuberの芽唯(めい)さん。
もともとYoutubeで活動を始める前は"芽依"という名前だった。豊郷小学校にも幾度か訪れたことがあるようで、活動場所を広げるにあたっては彼女が好きな『けいおん!』の主人公、"平沢唯"をリスペクトし改名に至った…と記憶している。

というわけで、いまの彼女のルーツは故郷の高知だけでなくこの豊郷にある…。と言っても過言ではなかろう。
午後の柔らかで暖かな空気と懐かしいにおいの中、前回までとはまた違う感慨にふけながら、夕方の閉館まで時間いっぱい過ごした。

豊郷駅駅舎前の亀。

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