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【キャリコン勉強】カウンセリングの理論(フロイト)

カウンセリングの理論について、理論家ごとにまとめていきたいと思います。今回はフロイトです。

精神分析の理論

局所論
意識と無意識の2層ではなく、①意識と、意識されていないもの ②前意識(意識せずにやっていること) ③無意識(抑圧されたもの)の3層からなる  

リビドー理論
性的な意味での心のエネルギーを仮定し、「リビドー」と名づけた。

■心理-性発達理論

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その後は、エリクソンにより、成人期以降の発達も段階の中に組み込まれ8段階の漸成的発達理論として発展

構造論
①エス   生まれつき持っている衝動的なエネルギーのるつぼ
②自我   エスの一部分が外界からの刺激に対処するために変化
③超自我  社会規範を教えられ、「良心」として取り入れられる

力動論
エス・自我・超自我・外界の4者の力関係 がパーソナリティや個々の行動を決定づける。

自我「現実原則」で、エス「快楽原則」で、超自我「道徳原則」で動く。

防衛機制

フロイトの末娘、アンナ・フロイトが列挙し整理した(11種類)

(抑圧)受け入れがたい考えや感情や記憶を意識の外に追いやること
(反動形成)受け入れがたい考えや感情を見ないようにし正反対の態度や行動を取ること
(分離 )感情を切り離して、表に出さないこと
(否認)直視せずに、事実として認めないこと
(投影)自分ではなく、他の人が持っているようにみなすこと
(退行)以前の発達段階に後戻りすること
(同一化)ある人の性質を自分に取り入れ、その人と同一になろうとすること
(摂取)自分のなかに、自分以外のものを取り入れようとすること。
(合理化)もっともらしい理屈をつけ、納得しようとすること
(補償)劣等感に対して、別の得意な性質によってバランスを取ること
(置き換え)欲求を他の対象に向けて満たそうとすること
(昇華)衝動を満たすことが許されない時に、社会的・文化的に価値ある行動へ置き換えること

防衛機制は、試験によく出るところです。自分なりに理解し覚えましょう。

まとめ

精神分析といえば、フロイトと言われるくらい知られており重要な部分です。キャリアガイダンスの諸理論をまとめた際にもフロイトを紹介していますので併せて見ていただければ幸いです。



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