異動後の取り組み

・はじめての「kintone hive」

包括支援センターでのkintone活用が道半ばのまま、法改正の担当として本部に異動となった。
着任後しばらくは新しいミッションに対する勉強と対応策の検討に追われていたが、5月になり六本木ヒルズで行われた「kintone hive」に参加した。

包括支援センターでの活用に向け、異動前に申込をしていたのだが、残念なことに利用環境がない中で参加する事になった。

初めての「kintone hive」。
内容は、圧巻だった。

ノンプログラミングでここまで構築・活用できること。
発表事例も全てが輝いて見えた。
プラグインや連携サービスの紹介もあり、前所属で「スタンダードプラン」にしなかったことを後悔した。

そして帰りの電車の中、活用アイデアが無数に浮かび、メモをしているうちに気がつくと自宅の最寄り駅になっていた。

・Garoon導入にむけて

異動後、表のミッションとなる「法改正対応」もそれなりにしつつ、裏ミッションとなる「情報管理体制の強化」としてのグループウェアの活用イメージやGaroonの導入についての資料作りと幹部会での説明を繰り返した。

法改正対応は「やらねばならぬ」なので、大きな異論無く進んだが、Garoonの導入は平行線が続いた。
本格的な「グループウェア」を使ったことのない人が多い中で、クラウド版は導入が進むほど費用が増えることや、PCのセットアップすらできない職員が多い中で、活用するイメージにつながらない事が原因だった。

3回目の説明で、本部の一部部署からの段階的導入と、その効果を見て全体に広げることを提案した。クラウド版のメリットを生かし、スモールスタートで広げるとともに、顧客管理システムの見直しを理由に、kintoneも小さく始め、連携しながら業務改善を進めていく計画だった。

説明が終わり、「小さく始められるなら試しにやっても良いだろう」という雰囲気の中で、一つの部門を統括している幹部からの発言で予定していた計画を見直す事になる。

「こういうのは、やるなら一気に導入した方が良い。所管部署も合わせて導入してほしい」

Garoonの導入としては有難い提案だった。当初50人程度でスタート予定だったものが、最低でも200人規模になる。Garoonの本格的な導入がほぼ決定した瞬間だった。

一方で、別の課題が出てきた。
IT担当は2人。兼務のため、人工としては、合わせても一人にも満たない。そんな体制も考えてスモールスタートで体制を充実しながら進める予定が、Garoonを一気に導入する事になった。
これにより、平行して計画していたkintoneの導入が先延ばしにせざるを得なかった。

・はじめての「CybozuDays」

11月。情報収集も兼ねて、始めての「CybozuDays」参加するために幕張に向かった。
それまで、何度かいわゆる「展示会」には行ったことがあったが、kintonehiveの経験もあったので「少しイベント的な要素もある展示会」だろうと思っていた。

会場に入るなり、良い意味で裏切られた。
そこは、Cybozuプロダクトのテーマパークになっていた。

福祉業界は大きなお金をかけることが難しい。
施設のお祭りを開催しても、業者を頼む予算は無いので、日頃お世話になっているボランティアの皆さんに協力いただき、手作りでイベントを作るのが通例だ。
飾りも、色紙を切ったり貼ったり。それに見慣れた自分には、カルチャーショックだった。

通常の展示会では見られない様な大きな装飾。特大の画面。派手なライトアップ。生のコーラス隊。どれも想像を超えていた。
多くのセッションに参加し、その全てに刺激を受けた。

最後のセッションが終わり、会場を出て海浜幕張に着く頃には、「1日でも早く、もう一度kintoneを導入しよう」という思いでいっぱいだった。

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