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「特別なもの」じゃなくて「特別に映るもの」をGRで撮る

普段のスナップ撮影で意識しているのは、出来るだけ自分の生活の周りにあるものを撮る、ということ。

自分の生活の外にあるもの、例えば旅行先で感動したものだったり、そこでしか見ることの出来ない特別な風景を撮ることもするにはするんだけど、身の回りにある環境こそ1番美しいし、そこを写真にしたいという思いが最も強いです。

自分がいつも身を置いている環境にこそ、気づきにくい感動や美しいものが眠っている。そう信じているので、そこを写真で切りとれるようになりたいんです。

GRで撮るようになってから、生活の見え方が変わった

気になった瞬間や「これいい!」と思った瞬間をすぐに撮ることができるGR。手にした時から、目に映る生活の意味が変わってきました。

気に留めていなかったシーンが魅力的に映り、意識を向けもしなかった場所やモノに視線が向くようになったんです。そして、すぐにシャッターを押す。このルーティーンが出来ました。

この習慣のおかげで写真を撮ることが自然に増えた、というのも嬉しいのですが、それ以上に生活に彩りが出た気がします。感情の動きが少なかった日常から、少しのことでも興奮や喜び、ワクワクが湧き上がる感覚が出てきました。

持ち運びがラクで、すぐに撮れる、そして満足のいく写真が出せるGR。少しずつ、僕の生活を変えてくれていることを実感しています。

光や角度、シチュエーション。実験的に色んなものを即座に試すことができるGR

GRを使い始めてから、写真を撮る時の撮影枚数が増えました。すぐに撮ることが出来る分、色んな角度からの見え方を試したくなるし、明るさ、ピントの位置など、様々なポイントを変えて、シャッターを切りたくなるんです。

ミラーレスを使っていたときは、それほど多くシャッターは押していなかったように思えます。設定して、シャッターを押すという動作はどのカメラでも同じなんですけどね、軽さとコンパクトさが要因なのかな…。

GRだと、もっともっと試したい、と思えるんです。不思議。

自分の中にある感動を掘り下げていくこと

GRで本格的に色々撮り始めて、2、3週間くらいでしょうか。自分の感動のポイントであったり、どんなものが好きなのか、どういった時に心が動くのか、といったところが鮮明になってきました。

慣れた生活の中にいると、周囲のものに感動する瞬間は薄れていくものですが、カメラは、僕にとってGRは、その感覚を研ぎ澄ましてくれるアイテムなんですよね。風景、色彩、人、時間。自分が好きな要素が、より分かるようになってきました。

特別なものはすぐにそこにある。それを撮る

結局、自分が好きなもの、特別だと思うものは、気付かないだけですぐそばにあるものなんじゃないかなと思うのです。GRで日々撮影したシーンを見て、改めてそう感じる毎日です。

きっと一歩外の世界で写真を撮れば、感動に溢れたシーンが待っているでしょう。でも僕は、まず自分の周りから記録していきたい。もっと自分の中の感動を知って、それを写せるようにしていきたい。これが今の気持ちです。

ということで、今日も身の回りのものを、せっせと撮っていきたいと思います。


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