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三郷市の魅力を語らせてくれ

私は埼玉県三郷市で、産まれてから22年を過ごしました。最近、三郷市から引っ越して新たな生活を始めたのですが、離れてみると分かる三郷市の魅力を日々実感しています。私の中に溢れる三郷愛をこの記事にぶつけたいと思います。

ちなみに私は三郷市の北部で産まれ育ちました。最寄り駅はJR武蔵野線の新三郷駅でした。三郷市南部に行く機会はほとんどなかったため、記事の内容が北部中心になることをご了承ください。

三郷市の基本情報

三郷市は埼玉県の南東部に位置しており、埼玉県吉川市、八潮市、ちょっとの草加市、千葉県流山市、東京都葛飾区に囲われています。市の東には江戸川、西には中川が流れており、それぞれが市境になっています。人口は14万人ほどで埼玉県の市町村の中では16位ほどですが、令和2年度の国勢調査では人口増加率・人口増加数が共に4位にランクインしています。

便利な三郷

三郷市の魅力として真っ先に思い浮かぶのは、充実した商業施設です。三郷市北部の私の家から自転車で行ける範囲に「ららぽーと」「IKEA」「コストコ」「MEGAドン・キホーテ」「スーパービバホーム」「MOVIX」があります。少し頑張れば日本一大きいショッピングセンターである「越谷レイクタウン」にも自転車で行けます。このため他県からわざわざ三郷を訪れる人も多いです。

ペイントで雑につくった図です。

また、上の図から見てわかる通り(?)交通の便も良いです。三郷JCTがあることによって4方向の高速道路に簡単にアクセスすることができます。電車はつくばエクスプレスの開通によって簡単に都心に出られるようになり、市の中央部が発展しました。筑波大学にはTXで通うことができました。

定期券は高いし回数券はもう使えない。

国内有数のマンモス団地、みさと団地

三郷市の北部には「みさと団地」と呼ばれるマンモス団地が並び立っています。幼少期の私はみさと団地でずっと遊んでいました。友情も喧嘩も恋愛も、私の青春のすべてがここに詰まっています。高校は三郷ではないんですけどね。

地理院地図を用いて作製。複雑な構造をしていて探検すると楽しい。

航空写真では規模感が伝わりにくいのですが、この範囲に約9000戸あります。赤線の範囲内に小学校が4つ、中学校が2つあることから規模感を感じていただきたいです。虚しいことにどこも生徒数が著しく減少したそうです。

こんな景色です。Googleマップのストリートビューから入手。

広いグラウンドや特有の遊具がある公園が多数あり、遊んでいて飽きませんでした。雨の日は団地の中のコンクリートの上でカードゲームをしていました。中でも団地の棟の中で行う「団地おにごっこ」、通称「団おに」は最高に楽しかったです。ただ、今考えるとエレベーターを占拠したり階段を走り回っていたりしたので、危険だし住民の方々にとても迷惑だったと思います。団地の周辺で行うおにごっこも障害物が多くて楽しいので、良い子はそうしましょう。

三郷で遊んだ記憶

小学生の頃は主に団地の中を走り回って遊んでいたのですが、中学生になってからは主にIKEA2階の広いフードコートでパズドラをしたり友達と宿題をやったりして遊んでいました。当時の私は光ホルスを使っていました。5色で5倍です。当時はドリンクバーが50円で、これだけ頼んで長時間居座っていました。これが許されるほどIKEAのフードコートは広いです。ドリンクバーは値上がりしましたが、50円のソフトクリームは今も健在です。

当時三郷駅の近くにあった「ワオシティ」というスーパーの屋上にあったカラオケレインボーにもよく行きました。土日は開店前から行列ができていました。いま改めて調べてみると、ワオシティというスーパーは三郷にしかなかったようです。初めて知りました。無くなってしまい悲しいです。

高校生になると、よくららぽーとのラウンドワンでボウリングをしていました。当時は早朝から始めると割引があり、1000円未満で3ゲームくらい遊べたと思います。しょっちゅう通っていたので200点越えを出す友達も少なくありませんでした。筑波大学から一番近いラウンドワンでもあります。

大人になってからは三郷駅周辺でよく飲み会をしています。三郷駅周辺には居酒屋が多いのですが、新三郷駅周辺にはほとんどありません。二次会では三郷駅のカラオケバンバンに行ったり、新三郷駅のラウンドワンに行ったり数少ない小さい居酒屋に行ったりしています。新三郷駅エリアと三郷駅エリアはひと駅分しか離れていませんが、大きく印象が変わります。

三郷の謎

三郷の人の間でたびたび話題になる謎があります。それは「彦」という漢字が用いられている地名が異様に多いことです。列挙してみると、「上彦川戸・下彦川戸・彦川戸・上彦名・彦糸・彦江・彦音・彦倉・彦沢・彦成・彦野」と11にわたります。これに伴い、彦糸小学校、彦郷小学校、彦成小学校、彦糸中学校、彦成中学校が存在しています。ゲシュタルト崩壊が起こったでしょうか。興味深いことに、これらの地名は三郷市北部の中川沿いに集中しています。

このことについてGoogle検索してみると、「彦」という字が自然堤防を意味する地形地名の説を見つけました。

どちらもブログレベルの記述ですが、下の記事は明らかに上のYahoo!知恵袋の回答を引用しているので、Yahoo!知恵袋が原著となっている説の可能性が高いです。暇があれば調べようといつも思うのですが、面倒なので未だに実行に移していません。これを見て疑問に思った誰かが詳細に調べてくれることを願います。そして真相を教えてください。

不便な三郷

三郷は非常に便利な街ですが、もちろん不便な点もあります。まず思い浮かぶのは、道路が混むことです。特にひどいのが三郷市南部です。

三郷市南部の図。陸の孤島。

三郷市南部は江戸川、中川、三郷放水路、小合溜という4つの水域に完全に囲われて陸の孤島と化しています。北部も同様に3面が覆われており、三郷から下道を運転して市外に出るためには橋を渡らなくてはいけない場合がほとんどです。北部には草加流山線と呼ばれる県道29号が通っているのですが、両方向が橋を渡りたい車によって混雑します。また、充実した商業施設は渋滞を促進します。ちなみに、草加流山線を八潮側に渡るとたびたび話題になる「八潮八条交差点」に突入することになります。

八潮八条交差点。わかりづらいかもしれませんが、運転していてもわかりづらいです。

加えて言えば、三郷市のつくばエクスプレスより南には何もありません。北部で産まれ過ごしてきたとはいえ、22年生活してきて南部で印象に残っているものが県境付近の「みさと公園」のみです。みさと公園ですら対岸の葛飾区の水元公園の方が規模が大きくて印象深いです。冒頭で書いた「三郷市南部に行く機会はほとんどなかったため」という文章が全てを表しています。

私の頭の中の三郷市です。灰色はなにもありません。

三郷市への愛を語っていたら少々長くなってしまいました。早稲田大学に全く関係ない早稲田中学校があることなど、まだまだ書きたいことはたくさんありますが、日付が変わってしまいそうなのでこれくらいにします。たまには三郷に帰ろうと思います。

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