事業戦略・開発で参考にした本まとめ
DeNAを中心とした事業開発、コンサルティングファームでの戦略策定、サービスデザインに関するコンサルティング時に参考にした本をいくつか挙げていきます。
思い出し次第、随時追加していくスタイルです。
仕事の過程で出会った本を振り返ることで、自分の興味の方向性も振り返ることができて、なかなか良い取り組みかと思いました。
企画、サービス・デザイン
SPRINT 最速仕事術
Googleのデザインスプリントの方法論が端的にまとまっている。デザインスプリントを実施する事になった際に、大まかな流れを参考にしてた。戦略からサービスデザインに移って、ワークショップが増えたのは印象的だった。
This is Service Design
サービスデザインに関する辞書みたいな本。とても分厚い。速読でサービスデザインの要素をキャッチアップし、気になるところは熟読すると良い。
This is Service Design Thinking
上記「This is Service Design」の要約版。後半にデザイン思考のツールがたくさん載っているので、手っ取り早く、整理法やワークショップのフレームを探したい際に使える。
マッピングエクスピリエンス
サービスデザイン系のワークだと必須になる、カスタマージャーニーやステークホルダーマッピングに関して、整理の仕方のアイデアが得られる。必要なときに、パラパラ眺めると便利
NO FLOP! 失敗できない人の失敗しない技術
プロダクト開発において、いかに検証可能で適切な仮説を立て、検証していくかについて書かれている。漫然とPoCしたり、プロトタイプを作ったりして、時間を浪費しない為に必要
イノベーションスキルセット
Takram田川さんの本。非常に分かりやすく、デザインスキルの必要性が説明されている。非デザイン人材向けに書かれた本で、BTC人材となる為に必要な最低限の知識レベルを線引きしてくれている
デザインマネジメント原論
デザイン(ユーザー起点のマインドや方法論)を組織内でどのように浸透させていくかというPJで、デザインラダーの考え方を活用した
世界のトップデザインスクールが教える デザイン思考の授業
佐宗さんの本。コンパクトに、デザイン手法のカタログを知ることができる
「ついやってしまう」体験のつくりかた
戦略コンサルタント的な手法では、便利なものは作れても、人を感動させるような事業・サービスは作れないだろうなと思っていた時に読んだ本。著者は、元任天堂でWiiを企画された方。
システム×デザイン思考で世界を変える
ワークショップで使えるフレームワークがカタログ的に紹介されている本。慶應SDMが出版。
突破するデザイン
ミラノ工科大学のベルガンティ教授の本。デザイン思考は便利だけど、パンチに欠けると思っていた際に出会った。著書で紹介されている手法が、ゲームプランナー時代に、ぼんやりと考えていた、良いアイデアを出す方法と似ている所があった
任天堂 驚きを生む方程式
任天堂さんと仕事をさせて頂く機会があり、その歴史とカルチャーに感銘を受けたときに読んだ
アイデアのちから
神話の法則
ロード・オブ・ザ・リングに代表される様な、ハリウッドで典型とされているストーリーの型を解説。ユーザーストーリーをそこまで劇的に書く必要は無いけど、人の心を動かす文章にはパターンがあることを知るのは大事かと思う。
ブランド・アーキタイプ戦略
古代神話の登場人物を基に、パーソナリティを12に分類するという発想が面白い
企画脳
秋元康さんの本。ゲームプランナー時代に、様々な方の企画術の本を読んだ中で、この方はやっぱり別格だなと思った
ジョブ理論
顧客ニーズの解像度を高めることができるフレームワーク
プロダクト開発
プロダクト・マネジメント
CPOやVPoP視点でのプロダクトマネジメントのイメージを持つことができる。結局、このレイヤーになると、戦略的思考が非常に重要になる
プロダクト・レッド・オーガニゼーション
プロダクト開発をサポートするSaaSのCEOがプロダクト開発の様々な論点に答えている。Visionの設定から、具体的なプロダクト開発まで
UX戦略
事業戦略レイヤーからプロダクトレイヤーまでで、何をすべきかを流れを整理している本
思考法、考え方
SHIFT:イノベーションの作法
バイアスを突破し、イノベーティブなアイデアを産む為の方法論。論理的に考えて、論理的でない解を出す、新規事業のアイデアを考える際に使える
ロジカル・シンキング
コンサルファームに転職して、求められているロジカルシンキングのレベルが事業会社と全く違い、困っていた際にとても役にたった本。ロジカルシンキングとは、説得の技術である(それ以上でも以下でも無い)と最初に言い切っている所が非常に信頼できると感じた
PRINCIPLES(プリンシプルズ) 人生と仕事の原則
レイ・ダリオ氏の本。物事をデザインする自分と、そのシステムの中で挙動する自分を区別して考えろという内容。人生をシステム思考的に考えているのだと思う
シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント
人生とビジネスにおけるインサイトに満ちた本
使える弁証法
弁証法的なものの見方、考え方は実社会において、大変役に立つと思う
身銭を切れ
プリンシパルとエージェントの二項対立についてのナシム・タレブの考察と怒り。事業会社とコンサルティングファーム双方で働いて、納得する事が多かった
生命とは何か
猫で有名な量子物理学者のシュレディンガーが、”生命とは何か”を一言で表現した本。抽象度の高い思考は、より低位の様々な物理レイヤに転用可能な事に気付かされる
そして世界に不確定性がもたらされた―ハイゼンベルクの物理学革命
観測するという行為自体が、観測に影響を与える。テレビクルーが入った瞬間、ドキュメンタリーは実態とは異なる。観察するということをどこまでも疑うべきで、ユーザー調査をする際にも持つべき視点
哲学用語辞典
世界を視る解像度(分析力)を上げる為に、哲学的な視点のずらし方や、切り分け方を学ぶ事が最も効果的なのではないかと思った際に読んだ本
論理の方法
どうでも良いことですが、著者は京大理学部及び吉田寮出身です
勝ち続ける意志力
プロゲーマーの梅原さんの自伝的書籍。「自分を変えるとき、変化するためのコツは、そうすることでよくなるかどうかまで考えない」という点は、常に意識するようにしている。(小賢しい自分が結果を計算できる意思決定など、たかが知れている)
東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわない
上の梅原さんの凄さが対戦相手目線で描かれていて面白い
グランゼコールの教科書
世界史を時間の流れに沿って、史実、文化、科学、思想を並行して学ぶことができる本
戦略
企業参謀
多数の著書のある大前研一さんの処女作。戦略についてシンプルによくわかり、かつ美しい本だと思った
企業価値4倍のマネジメント
Bainの日本法人が戦略策定の定石を解説した本。経営企画の人がこの本を読めば、コンサルタントが不要なのではと思うほど、完成度が高い
経営戦略全史
どんなジャンルを学ぶにしろ、歴史を学ぶ事の重要性を再認識できる本。点だけ見てても、線で理解しないと、次の一歩は踏み出せない
世界標準の経営理論
デザイナーからファームに入社した新入社員に、とりあえず、「これ読んだら」と勧めてる同僚が居た。間違いは無いが、読むのには一定の根気がいると思う
ビジネスモデル全史
経営戦略全史のビジネス版。こちらも、読んでいるだけで面白い
コンサル一〇〇年史
どんな業界であれ、自分が関与するより昔の業界の歴史を知るのは重要だと思う
成功しなきゃおかしい
企業にも個人にも適用できる、ニッチに絞って、スケーラビリティを発揮していくかという本。著者は元Salesforceのカスタマーサクセス担当
もしも、あなたが「最高責任者」ならばどうするか?
大前研一さんの最高責任者だったらシリーズ。コンサルタントになりたての際に、企業分析や戦略策定の切り口を学ぶのに使っていた
もっと早く、もっと楽しく、仕事の成果を上げる法
元BCGの方の本。当時、コンサルタントとして、如何に振る舞うべきかという本はあまりなく、この本が参考になった。タイトルからは想像できないくらい、文章から著者の知的さや精神的な奥深さが感じられる本
戦略プロフェッショナル
参謀としての考え方と動き方を学べる
現場から見上げる企業戦略
オープン&クローズ戦略
企業として、どの部分で勝負して障壁を築き、どの部分ではオープンにしてプラットフォームを構築したり、協業すべきかという戦略論
コンサルを超える問題解決と価値創造の全技法
戦略参謀の仕事
コンサルタントとして働いていた時に、「クライアントに、もう一歩踏み込んで」とFBもらった際に、そのもう一歩の解像度が上がった
組織・チーム・コーチング
学習する組織
DeNA新卒3年目で、会社で1番売上の大きなサービスの責任者になったときに読んだ本。神がかった名著で、マネジメントはこれだけで十分だと思った。なぜビジネスの局面では、皆、短期的視点で意思決定してしまうのかという当時の疑問への回答ともなった
ゴールは偶然の産物ではない FCバルセロナ流 世界最強マネジメント
同じく初めてのマネジメント時代に読んだ本。内容は詳しく覚えていないが、「チームとは有機体的なネットワークである」というインサイトを得ることができ、マネジメントを考えるのに大きく役立った
アファメーション
私が学んだコーチングの始祖ルータイスの本。何度読んでも新しい発見があるし、ルーの人間味、体温が伝わってくる本。ルー自身がシアトルの冴えない高校教師から、ビル・ゲイツの次に裕福な人になった物語でもある
Living With a Seal
元シールズ隊員をパーソナルトレーナーに雇ってみた、という話。ルータイスはネイビーシールズのコーチでもあった訳だけど、この本のシールズ隊員のストイックっぷりに、ルータイス感を感じる
チームが自然に生まれ変わる
お世話になったコーチングスクールの書籍。悶々としているミドルマネジメントの方には読んでもらいたい
NLPで最高の能力が目覚める コーチングハンドブック
コーチングスクール卒業後に、コーチングについてより深く理解したいと思っていた時に読んだ本。NLPをベースにゴール達成に至る心的構造が理解できたのが大きかった
人を選ぶ技術
元エゴンゼンターの著者が、人の表層的なポテンシャルの背後にあるものを深堀り、フレームワーク化した書籍。人を視る際にも、自分を視る際にも活用可能
究極理解
人が最も求めていることは”理解される”こと。優秀なんだけど、好かれない上司に最も欠けているのは、部下を理解する姿勢とスキルだと思う
体癖
マネジメントの要諦の一つは、本人の適性に応じた適材適所。整体師 野口氏が体軸の傾きを基に、人間を10パターンに分類した体癖は非常に完成度と実用度が高い。(科学的な裏付けは不明)
独裁者のハンドブック
利権を手中に収め、それを腹心に適切配分することで独裁体制は構築される。人間はインセンティブの奴隷であり、インセンティブ設計は組織を構築する際に避けては通れない観点
自意識と創り出す思考
コーチングスクールで教わった、「社会的意義のあるゴール達成が至上命題であり、個(自我)になんて価値は無い」がよく分かる本
1兆ドルコーチ
元アメリカンフットボールのコーチが、シリコンバレーで企業のコーチになった話。チームとその勝利が至上命題という内容に共感した
ザ・メンタルモデル
マーケティング
ブランド論
ブランディングの本をたくさん読んだが、この本が1番しっくりきた。
現代広告の心理技術101
成功者の告白
売れるもマーケ 当たるもマーケ
自伝・身体知
チェ・ゲバラ伝
ビジネスではないけど、裕福な家に生まれながら、沈みそうな小舟に乗って、縁もゆかりもないキューバの革命に参加するという。コーチングで言う”現状の外”とは、こういうことかと思った
限界はあなたの頭の中にしかない
高卒から全米No1のマーケティングコンサルタントになった、著者の自伝的な本。
お金の味
東大生というそんな場にはでくわなさそうな若者が、詐欺にあい、そこから生還するルポルタージュ的書籍
年収が上がる仕事術
年収が上がるかどうかはおいておいて、堀紘一さんがコンサルタントとして働く上でで、帰納的に気づいた仕事術は面白い
中卒の組立工、NYの億万長者になる
専門的知見を活かしながら、米国で投資と事業売却で富を気づいた著者の物語
安売り王一代 私の「ドン・キホーテ」人生
目の前にあるものを利用していくことで、一代で巨大小売チェーンを構築した物語
起業家の勇気
USEN、U-NEXTの宇野さんの自伝的書籍。U-NEXT設立に至るまでの背景は、起業家である父親からも繋がっているものがある。企業という法人格にも、物語がある事に改めて気付かされる。
健康
スタンフォード式 疲れない体
腹圧の重要性を知った本。デスクワークはとにかく姿勢が崩れがち。
運気を磨く~心を浄化する三つの技法~
不治の病を抱えた著者がたどり着いた精神の浄化方法。コロナ下の在宅時代に、自然と正対する重要性は身にしみた
日記の魔力
日記を書き行動を可視化することで、本当の自分の現実を知る(現状把握ができる)
「空腹」こそ最強のクスリ
食事間隔を開けて、消化器官の疲労を軽減するというのは、体感的にも正しいと思う
最高の体調 ACTIVE HEALTH
腸内細菌の育成に意識を向けるようになった
40歳を過ぎて最高の成果を出せる「疲れない体」と「折れない心」のつくり方
疲れを貯めない、ストレッチを大切にすることを習慣に取り入れた。一流のスポーツ選手の経験は参考になる
世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術
脂質について、何を取るべきかの参考に
巨神のツール 俺の生存戦略 健康編
ケトン食や運動方法などの知識の詳細が知れる
ジョコビッチの生まれ変わる食事
パスタをほとんど食べなくなった。結果、体調が良くなった
長友佑都のファットアダプト食事法
日本人が無理の無い範囲で、炭水化物を減らすというバランスの取れたコンセプトの本
勝利の呼吸法
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