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好きな人との距離感は早く縮めよう

どうやったらあの人と距離が詰められるのだろうか。好きになって欲しい、振り向いて欲しい。心が辛いよ。どうしてうまくいかないんだろう。自分が情けない。

 人を好きになることは面白くて楽しくて、時に辛いもの。まあまあ落ち着いてって言われたところで中々うまくいかないものですね。とてつもない喜びや満足感を得るためには、いつだって大変なことが付き物。と、勝手に解釈していないでしょうか。
 私は根性論が嫌いです。ですが、心身ともに根性論が刷り込まれてしまっています。客観的に見るのはとても難しい。なので、一度冷静になって違う視点から物事を考えてみる。これは恋愛でも役に立ちますね。

 タイトル及び冒頭に書いた片想いについて、私は何度も悩みました。そんな過去の自分に向けて、少し大人になった自分からアドバイスできることを簡単な物語形式で書いていこうと思います。

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⭐︎恋人がいる自分から見た片想い時期の自分について

 好きな人のことを四六時中考えているんだね。好きだってテンション上がって胸が締まるような感覚があって、その人を見つけるだけで心拍数が上がる。悩んでいるようで、実はあんまり悩んでいないのかもね。だって楽しそうだもん。

 あれ、気づいたら新しい欲求が生まれてる。なに?話がしたい?そうかい、それじゃあ接点はあるかい?ないのか。とりあえず友達に相談したら?

 すごく元気だね、君は。友達ともずっと好きな人のことばっかり話し始めている。そろそろ友達も飽きているぞ。
でも良いよな、楽しいんだもん。

 あれ、なんでだい?なんだか辛そうだねえ。好きな気持ちは、、、まだある、と。おかしいねえ、状況は初めと何も変わっていないんだよ?なのに楽しさよりも辛さが勝ってる。胸の締まりがいつしか苦痛になって、元気もなくなってきた。

 あーあ、ついに諦めモードに入っちゃったよ。友達と遊んだりする方が良いよな、楽しいし。

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 こうやって僕は諦めてしまいました。せっかく好きって気持ちが湧いてきたのに、結局はそれに蓋をすることになった。そんな昔の僕にひとつだけアドバイスするとしたらタイトルにある通り急接近しようってことかな。下に少々解説します。

 最初と最後の文章を比べると、エネルギー感があまりにも違う。これを当たり前だと考えないでみよう。まず、人間には体力が存在する。同じように心にも体力のようなものが存在するんだ。
 心の体力、精神力と仮定しよう。これは好きになった瞬間にブァーっと上がるわけではないんだ。元々はバランスが取れている状態が一番元気。側から見ると波風が立たない状態というか。
 じゃあずっと元気な人はどうなんだって思う人もいるかもしれませんが、そういう人は見えないところでとても静かに生活していたり。元気もいろいろな方向に力を分散させてバランスを取っている人もいる。
 これは性格というか、気質というか。変えるのはかなーり大変。きっと変えないで受け入れて生活する方が幸せですね。不屈の精神力とか、ずっと楽しいハイな状態なんて元々できていないのに難しいですよ。例えば、永遠にランニングするのは無理じゃないですか。長距離のプロでも42.195kmしか走らない。終わったら休憩して疲れたところを癒す。心も同じです。
 じゃあ話を戻すと、上に書いたお話しでは精神力がどんどん無くなっていってたんだ。好きになった瞬間は元気だったから猛烈に走り出した。だから四六時中相手のことを考えていられた。恋はやる気を数倍にする界王拳みたいなものですね。
 皆さんは界王拳を発動したらどうしますか?できるだけ相手を早く倒そうとしますよね。だって時間制限があるから。界王拳は身体に負荷がかかる代わりにすごいエネルギーを生むんです。だから手早く倒しに行くことを考える。
 昔の僕は界王拳の使い方を間違えていたんですね。エネルギーを友達と話すことに使ってしまった。ただでさえ話しかけたりするのにはエネルギーがいるのに。気づくと話しかけるほどの元気も無くなってしまって、諦めざるを得なかった。

 だからこそ早く距離を詰めるんです。自分のエネルギーが枯渇しないうちに。考えるべきはどうやって付き合うかではなく、どうやって早く距離を縮めていくか。エネルギーがあるうちは選択肢が増えます。悩みも青春だとは思いますが、早く距離を詰める事にデメリットなんてないですよ。

以上、少しでも楽しいって思ってもらえたらいいね押してくれると嬉しいです。やる気出ます、ほどほどに。

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