Z世代かもしれない

初めて社会人になった。
今日は入社式だった。

式が終わって、研修があった。
今日のものは研修といってもレクリエーション的なことばかりで、仕事に関することは割と少なめだった。それは僕の不安を少し軽減してくれた。まだ学生気分は抜けていないかもしれないが、徐々に社会人に移行する形になるのだろう。
同期はバリバリにZ世代なので、きっと僕と同じような行動をするのだろうと思っていた。司会の職員が質問を投げかける。特に正解のない、自分の言葉で説明する質問だ。当然、周りはシーンとする。誰も手を上げる様子はない。こと僕についていえば、同期にどう思われているかが怖くて発言できないのだ。それで、何度かシーンとする瞬間を挟んで、誰かが仕方なく挙手する。僕はそういう人がすごいと思うし、とても助かっている。そういう感じはまさにZ世代なので、少しシンパシーを感じて安心していたのだが、自己紹介では割と色を出して発言している感じだったので、おや、Z世代ではないのか、と思ってしまった。
逆に、僕は従順にZ世代の特徴を押さえた発言や行動を意識していた。実際は浮いていただろうが、少なくともそうしようと意識していた。こうなると、僕だけがZ世代なのかもしれない。


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