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19/20シーズンのインテルナツィオナーレミラノは一味違う

18/19シーズンの総括

昨シーズン、インテルはスパレッティ監督のもと2期連続のCL権獲得をし復活の兆しが見え始めました。しかし、18/19シーズンは安定した戦いとは程遠くインテリスタの私としても不安要素が多く残るシーズンでしたね笑
イカルディのEL帯同拒否問題、中堅チームからの取りこぼしは修正できずじまい、CL予選ではSBアサモアがビルドの段階でミスを犯し失点 予選敗退を喫するなど珍テル全開でした。

守備面ではある程度組織だったプレッシングが出来ていましたが攻撃面ではあまりアイデアも見られず個人技での打開一辺倒になることも多かったですね。
悪いことばかりではありません。
相変わらず神セーブを連発するハンダノビッチ、前線でタメを作ったりドリブルで中にえぐり攻撃の起点となったポリターノ、ミスはあったものの長年メンバーを固定できていなかったSBにアサモアが入ったことはプラスに捉えてます。

19/20シーズンのメンバー

まずは監督にアントニオコンテを招聘、彼の構想通りに
対人だけでなくビルドもできるCBゴディン
対人に長けたイタリアの有望株バストーニ
イタリア代表でスタメンに名を連ねるMFセンシとバレッラ
前線でタメを作ったりサイドに抜けて攻撃の起点になれる雑魚戦FWルカク
おまけにFWサンチェス
正直シーズン開幕前からワクワクが止まりませんでしたw
フットボリスタにあったメンバー表です。

コンテ流戦術ビルド編

基本の布陣は5−3−2。攻撃時はWBを高い位置に配置させ前線で数的に優位性を持たせて 3バックとMFのブロゾビッチでビルドアップを行います。余ったボランチ2枚はWBが高く上がったことで空いたスペースに入りCBとWBを繋ぐ中継点となります。これが中央空洞化戦術です。

ビルドでうまくブロゾビッチにボールが供給されたらすかさず逆サイドにロングボールを入れサイドから割とフリーな状態で攻撃が開始されます。

プレスをかけられブロゾビッチへCBがボールをを供給出来なくなると味方WBが降りてきて迷わず前線へ放り込みます。巨体のルカクや身のこなしが巧みなラウタロはアバウトなボールにある程度対応でき、また皆が普段からこれを想定しているのか対応が早いようにも見えますね。ここで収められれば敵のプレスをかいくぐることができチャンスになります。

前線に人数がかけられるのでアグレッシブな攻撃ができるわけです。またネガトラの際にもプレッシングに人数をかけられ一石二鳥ですね。
あるデータによるとプレッシングを受けた状態で低い位置からビルドでチャンスまで持っていける確率は10%ほどしかないらしくこの戦術は理にかなっています。
守備のための攻撃。攻撃は最大の防御というやつですね。

またツイッターでも話題となったバルサ戦のGKからのビルドアップについても言及させてください。どうやらコンテに多少リスクを犯してもボールを繋ぐように指示されているようです。この場合はWBに低い位置を取らせます。相手FWに存在を意識させプレッシングをためらわせるためです。

続きはまた気が向いたら書く予定です。
以上 分析初心者 からでした。

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