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偏愛があなたを救う

最近とてもよく ChatGPT を使っています。特に外国語に関わる作業には非常に便利で本当に助けられています。また、仕事の方向性の相談に乗ってもらうこともよくあります。

とても役立つものだし好きなのですが、ChatGPT と話していると非常に退屈な印象を受けます。

なんでなのか考えていたのですが、きっとバランスが取れすぎているからなのだろうと思いました。偏りがなくて優しいけれど、面白くないです。魅力が感じられない。

これは逆に言うと今の時代に人間に対して求められていることを暗示しているのかとも思います。優秀でバランスの取れている人よりも、どこかおかしくて偏っている人の方が求められるのでしょう。


でも自分の偏りを自分で正しく扱っていくのは難しいです。どうしても無意識のうちに既存の文脈に合わせていってしまいます。

たとえば僕自身は即興演奏が好きです。ジャズっていう音楽ジャンルも好きなんだけれど、ジャズの中でも即興演奏の部分に特に面白みを感じています。この解像度が昔はぼやけていて、「自分はジャズが好きなんだ」と漠然と思っていました。間違っていはいないけれど、ジャズの中にも好きなところと苦手なところがあるし、自分自身はそのジャンルそのものではない、ということをしっかりと知っている必要あるのだと感じています。

自分の偏りを知るには、きちんと自分に向き合う時間が必要です。それは難しいことです。自分の心を動きを自由にさせてあげて、それを面白がって育ててあげる時間が必要です。全然簡単ではないです。

でも自分の感覚に対して嘘のない偏愛は、きっとあなたを救うのです。


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