小島秀夫プロデュース『ZONE OF THE ENDERS』

 小島秀夫監督を信奉する私にとってZOEシリーズに手をつけていないことはなかなか恥ずかしいことであった。この時間のあるタイミングに、やっと手をつけることができた。

 ガンダムを彷彿させる設定が多々あるSFロボットアクションゲーム。少年がひょんな事でロボット乗ったり、狂ったおねーさんに追い回されたりする。結論から言えば「音楽とアクション以外全てイマイチ」だった。

 ストーリーが短い事は特に問題にする事ではないのだが、長さ関係なく薄っぺらく、全く丁寧ではなかった。主人公はうだうだとうるさく。ヒロインは空気。肝心要なAIが心を理解するに至る成長は短すぎて描けていない。シナリオがひどい。
 加えて、ゲームとしても「すぐにも脱出せねばならない」のに、救出やら何やらとパシリされる事される事。代わり映えのしない場所をたらい回しにされる。

 ただ曲は全て良かった。

 続編、アヌビスに期待。

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