キッザニア、成人だってよ。という件。
キッザニア東京が開業から18年経った。子供向けの職業体験施設もとうとう成人ということである。0歳や1歳でキッザニアで遊ぶ子供はあまりいないだろうから、利用したことがある子供が成人になるのはまだ少し先だろうが、「もう18年も経ったのか」というのが個人的な感想だ。歳を取ればとるほど時の流れは速く感じる。
ただ、この時代の速さの影響を受けているのはキッザニアも同様のようで、体験職業の企業も約半数が入れ替わっている。
NTTドコモの「携帯ショップ店員」がなくなり、代わりにベルシステム24の「コールセンタースタッフ」やノジマの「家電コンシェルジュ」が入ってる。
同様に貝印の「理容師」、JTBの「トラベルプランナー」、朝日新聞社の「新聞記者」、リソー教育の「幼稚園の先生」が職業体験としてなくなっている。
代わりに、コマツの「建設機器開発者」、SOMPOホールディングスの「介護福祉士」、バンダイの「おもちゃ工場スタッフ」などが新しく登録されている。
一概になくなった職業体験が今後消えゆく職業とは言えないだろうが、それでも「今後需要が減っていく職業」寄りにカテゴライズされているのは間違いない気がする。個人的には「新聞記者」がなくなっていることに驚いた。
確かに最近はSNSの普及により、いちいち現場に記者が行かずとも、すぐさま大衆に共有される。「一億層記者社会」とでも言えようか。
今は子供でも、必ず将来は「大人」になる。大人になるという事は、何かをしてお金を稼がなくてはいけないという事だ。勤労の義務は憲法にも謳われている。子供に夢や希望を与える体験が「キッザニア」だとするのであれば、その体験内容は時代とともに変わっていくのは当然かもしれない。
職業体験内容が入れ替わるのは賛成だ。しかしながら職業体験内容が「減っていく」ことは日本の斜陽を象徴しているような感じがするので、是非今後もキッザニアや職業体験提供企業さんには頑張ってほしいと思う。
今日はここまで。
引き続き、どうぞよろしく!
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