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「ジブリパーク」の感想を述べてみた。の件。後編

前回の続きである。
魔女の谷を出た後「ジブリの大倉庫」に向かう。ここだけは事前に入場時間が決まっている。今回は12時から13時のチケットを購入したので、その時間内に入場する必要がある。12時ちょっとすぎに並んで入場したが、ここもそれほど待つことは無く10分も待たずに入場できた。ちなみに一旦入場してしまえば何時までも滞在はできる。

「ジブリの大倉庫」はジブリパークのメインと言ってもいい場所で、それぞれの映画のシーンが再現されており、そこで記念撮影ができる。メイン場所なのでテンションも上がるところなのだろうが、ここは元々屋内プールを改装した場所になっているため、外観がプール時代と変わりなく、昔を知っている私としては入館前にテンションは上がらなかった。
入場すると目の前に長い列がある。そうか、さすがにメイン会場だけあってここは並ぶんだなあと思っていると、千と千尋の「カオナシ」と写真を撮る人の列だった。写真を取らなければスルーでオッケー。

それぞれの映画fのシーンで写真を取れるのだが、見た感じ人気どころとしては「カオナシ」と「ポニョ」とラピュタの「フラッター」が人気だった。

すでに娘は写真を撮ることに疲れており「もう写真はヤダ」となっていたので、見るだけで一回りする。中には小劇場があり、15分くらいの映画が観られるチケットをもらえるのだが、時間がなくて観られなかった。

私個人的に興味があった今回アカデミー賞の「オスカー像」だが、こちらも特に並ばずに見ることができた。満足である。

13時を過ぎるとさすがにおなかが空いてくるので、この会場の中にあるカフェでサンドイッチとピザを食べた。どちらも1000円以下で食べられるので(このパーク内としては)お得である。味もまあ普通だ。

この「ジブリの大倉庫」内には大きなお土産屋さんがあり、ジブリパークではおそらく一番品ぞろえが多い。ただ、私は「魔女の谷」のお店がおススメかな。

そうこうしているうちにすでに14時半。慌てて残りのエリアに行くために駆け足で回る。「青春の丘」エリアへ向かう。

「青春の丘」は「耳をすませば」の世界観で作られている。猫のバロンがいる「地球屋」に入場。入ってすぐに仕掛け時計があり、時計から流れる演奏を聴く。私は入場してすぐ始まったので良かったが、演奏は30分に1回らしい。そんなに大したものではないので(あくまでも個人の感想です)時間がない人はスルーでもOKかなと思う。ちなみにこの「地球屋」の水道もひねるとちゃんと水が出る。次のエリアへ向かう。

途中「モリコロパーク」内で開催されているイベントなのか、女性が歌う声が聞こえる。地元のアイドルだろうか?なんにしても世界観台無しである。
今回私が一番残念だったのがこの点で、ジブリパークは「モリコロパーク」内に点在しているため、全然ジブリと関係ないイベントが催されていることがある。この日も「うまいもんイベント」なるものが催されていた。映画の世界観に浸れることが、この「ジブリパーク」の一番の肝であるはずなのに、それを外部から破壊されるのである。「ジブリ」というものが、どちらかと言えばソフトで繊細な存在であるので、(アイドルが悪いとは言わないが)アイドルの強烈な主張をする歌声に負けてしまうのである。
今回私が一番残念だった点である。

「もののけの里」に到着。ここにはおおきなイノシシとクモのオブジェがあるだけの印象だった。(両方とも神様だっけ?)しかも本当の畑(おそらく私有地)が隣接しているため、一瞬「お、もののけの世界観で作られているのかな?」と思うのだが、何のことは無い普通の農機具が並んでいる。残念ポイントだ。

すでに時間は16時過ぎ。各エリアへは16:30分までに入場してくださいとチケットには書かれているので、大急ぎで最後のエリア「どんどこ森」へ向かう。ここは「さつきとメイの家」があるのだが、以前からある家で入ったこともあるためスルーしようと思っていると、娘が「行きたい」というので「さつきのメイの家」から入場する。先述の建物と同じように、再現度は高い。本当に昭和の建物かと思う作り、小物もタンスの中まで再現されている。タンスを開けると強烈な「防虫剤」のにおいがするのだが(おそらくナフタリン)今どきこんなにおいが強い防虫剤使わないよと思う。においでも昭和を再現しているんだろう。
この「さつきとメイの家」の入場でも16:30ぎりぎりだったので「どんどこ森」の入場は諦めた。山頂で展望がよく、トトロがいるらしい。残念だ。ただチケットには16:30までの入場と書いてあるものの、実際は多少遅れても入場させてもらえた。私が「どんどこ森」へ着いたとき16:50分だったので入場は無理だったが、もう5分早ければ入場させてもらえたようだ。この辺は融通が利いて親切である。

というわけで今回「ジブリパーク」に行き、朝(9時)から晩(17時)まで観て回ったわけだが、やはり繁忙日に一日で全部回るのは難しかった。私は娘が写真撮りたくないとなったので、まだ回れた方だと思うが、写真を撮りながら回ると全然時間は足りないだろう。一日で全部回りたいという人は平日に行く方が良いと思う。

また、閉園時間が17時というのも、ディズニーやUSJと比べると残念な点である。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうのでもう少し長い時間遊べるといいのになと思う。

そして「世界観」という意味では、遠くディズニーに及ばないと思った。ディズニーランド(シー)はその世界観を失わないために、パーク内からは外部が見えないようになっている。それと比較したら、途中で全然関係ないイベントが発生してしまうのは大きなマイナスだと思う。愛知県も「ジブリパーク」を推していくのであれば、世界観を失わないようにする工夫は必要だと感じた。

他2大パークと比べると「人口密度」的には快適だったが、入場料や開場時間などコスト面で考えれば決して「お得」とは言えないと思うのが個人的な結論だ。

ただ、今後「魔女の谷」のようなエリアが増えていけば、2大パークと肩を並べるとはいかないまでも、日本を代表するパークの一つにはなるんじゃないかなと思う。ジブリ映画にはそれくらいのパワーがあると、個人的には思っている。

皆さんも、ちょっと高いかもしれませんが「大さんぽ券プレミアム」を購入し「ジブリパーク」に足を運んでみてもいいと思う。ジブリが好きであれば今でも十分に楽しめるスポットである。結局自分たちで使うものも含め、お土産で2万円くらい使ってるし。楽しかった。

あ、注意点として「モリコロパーク」で他のイベントが開催されていないかはチェックした方がいい。そこは世界観に浸れるかどうか大いに関わってくる点だから。

今日はここまで。

引き続き、どうぞよろしく!







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