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営業という仕事

営業マンと聞くと面白い話ができたり、ガツガツした人というイメージを持つ方が多いと思います。私もそう思っていました。

法人営業をして6年目になりますが、私にそのような要素は一つもありません。どちらかといえば、物静かで控えめな性格です。そんな私から見た「営業」という仕事について、イメージと現実のギャップも踏まえながら書いていきます。


面白い人ばかりじゃない

社会人になる前までは、営業は芸人さんみたいな人が多いと思っていました。実家の近所に住むオジサンもそうでしたので・・・

でも、実際は自社や他社さんを見ても、そんな芸人さんみたいな人はほとんどいません。

真面目で落ち着いた人が多い印象です。

はじめましての相手と心の障壁を無くすために、キャッチーな話題をコミカルに話して場を和ませる、という教科書通りのアイスブレイクもほとんど見かけなくなりました。


何を売っているのか

営業は売ってなんぼという世界ではありますし、数字が評価される仕事です。

商品の良さをガンガン提案して受注に結びつける人もいますが、売るべき商品やサービスが明確でも売りにいかない人も存在します。それは自分を売る人です。

自分をアピールして価値を認められれば、信頼を得られれば、継続的に取り引きをしていただけるようになるからです。

今の時代、モノや情報が溢れており、同じような提案をいくつもの業者から受けているでしょう。だから、モノ売りをやっていては生き残れないのです。

自分に置き換えて、どんな人から商品を買いたいと思いますか?

私は信頼のおける人または会社から買いたいと思います。価格が安くても買った後のフォローが無い、トラブルが起きても全然対応してくれない、というのはビジネスにおいて致命的です。上でも書いた、真面目で落ち着いた人が多いというのは、そういうことだと解釈しています。

営業という仕事は何かを作ることはできませんが、人として会社としてお客様との信頼を創ることができます。だから私は信頼を売ることも仕事だと思っています。


営業にもクチコミがある

たまにまったく知らない人から電話がかかってきます。

「〇〇さんから貴方のことを聞きまして・・・」

お客様の業界の中でも横のつながりがあって、思いもよらないところから仕事が舞い込んできます。

恥ずかしい話、実はここ2〜3年でプレゼンというものは一回くらいしかしていません。それでもあちこちから仕事の話が相次ぎます。営業としてはこの上ないことです。

お客様にひたむきに対応することで信頼が信頼を呼び、それが好循環となったのだと思います。これがやりがいとも言えるのでしょう。


結局、営業の仕事とは?

一言で言えば、商品やサービスを売ることです。会社はその成果しか評価してくれません。一方で、お客様は買うまでのプロセス、買った後のフォローを見てくれています。

面白いことを言える、ガツガツしているだけでは務まらない仕事だと、営業の仕事をする前と後ではイメージがかなり違っていました。もちろん、たった6年しか営業をしてない未熟者ですので、これからも模索していきたいと思います。


この考えが他の営業をされている方や就活生にも参考になれば幸いです。


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