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生と死の狭間を乗り越えて、旅への衝動は加速した 【だから旅は、やめられない #7】

〜 だから旅は、やめられない  #7  〜
生と死の狭間を乗り越えて、旅への衝動は加速した
Yoko(29歳・会社員)

今行かなければ、行けないかもしれない

人はいつ死ぬかわからない。だから今日を大切に生きよう。

どこかで聞いたことのあるようなセリフ。
でも、どれだけ”リアル”に考えたことがありますか?

頭では理解していても、自分の身に起きないと実感をもって考えることは難しいものです。死への意識も同じではないでしょうか。

私は5年前、考える時間がありました。その瞬間の記憶はないのですが、交通事故に遭い、気づいたら病院にいたのです。

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もともと飛行機は身近な存在

北海道に生まれ、大学入学を機に上京。本州に出てきて、「飛行機に乗ったことがない」という人に出会ったときの衝撃は忘れられません(笑)北海道の人は、修学旅行で飛行機デビューするのが定番だったように思います。

飛行機が身近な存在だったとはいえ、ものすごく旅好きというわけではなく、初めて海外に渡航したのは割と遅めの21歳。ただ、そのオーストラリアへの半年間の留学を皮切りに、海外への恐怖みたいなものはなくなりました。そこから本格的に旅にハマって、今に至るまでに20か国以上を旅しています。

1年間で旅行に行けるチャンスは「約50回」

生きていることに感謝し、生まれ変わった気持ちになった5年前の出来事。その出来事を乗り越えて生活が落ち着いたとき、私はすでに会社員でした。

身体も気持ちも元気になったら、行きたいところがフツフツと湧いてきました。そして、気づいたんです。会社員の私が1年間で旅行に行けるチャンスは、週末の約50回しかないと(笑)

そう気づいてから、2016年は19回、2017年は65回、2018年は44回、2019年はすでに61回、飛行機に乗りました(片道で1回、乗り継ぎも含む)。友達に「東京、いる?」と言われるほど・・・(苦笑)とにかくたくさんの景色を観たいと、一人リーマントラベラーよろしく弾丸で旅してきました。国内外を問わず、一人で出かけることも多いです。

観たいものを観て、行きたいところに行きたい

行きたいところと、行ける健康な体と、行けるお金と、行ける休みがあれば、「行けない理由なんてない」。そう思ってからは、旅へのハードルみたいなものが更になくなりました。
世界遺産を観たり、国内外の友達に会いに行ったり。何が目的の旅でも、私は大好きです。

観たいものを観て、行きたいところに行ける。そして、今日を生きている。「旅ができる幸せ」への感謝を忘れずに、これからもまだ観ぬ地への旅を続けたいと思います。

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