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実家にレモンの木を植えたら、両親との会話が生まれました

レモンが会話のきっかけになった話

とある住宅街でレモンがいっぱい実っているお庭を見た。
よくあるキンカンや夏みかんじゃない、レモンだ。
なんとも不思議でハッピーな光景が忘れられず、ついには夢にまで出てきたので、これは何かのお告げかと、レモン栽培の本を読み、思ったよりも手がかからなそうだと思い切ってレモンの木を買った。
植木鉢で育てても、あまり木が大きくならないらしい、実もたくさんならないらしい。ということで、あの夢にまで見たレモンの木を目指して、母に相談し、実家の庭に植えてみることにした。
庭植えなら夏場の日照り以外はそんなに水やりも必要ないとのことで、手がかからないに越したことはない。
庭には毎年キンカンがよく実っているし、地元は三ヶ日みかんの産地だし、柑橘系には相性がよい気候なのかな、とこじつけたりもした。

実家に届いたレモンの木は、しばらく鉢植えのまま玄関先に鎮座していたという。
中高年主婦層には人気なのか、実がなってなくても「あら、レモンの木ね」とわかる人が多かったようだ。訪れる人との会話が生まれて母は意外と喜んでいた。
きっと、「そうなの、娘が買ってきたの」「娘さん東京だっけ?元気?」なんて、久しぶりに私の話題が出たりもしたんだと思う。孫がいない分、結婚イベントが終わったら後はあんまり話題にあがることもない。
(ご近所の)○○さんもレモン育てたことあるって。」から始まり、「こんな話をしてね、あんな話をしてね、○○ちゃんはこうでね、あーでね、、、」とご近所さんの近況も楽しそうに話してくれた。
長電話することが増えた。

そして、母とLINEで話していると、ちょっとかわって〜と父の声が聞こえ、「今こんな感じ」「水やりしといたよ」と、父の報告を聞きつつ、元気でやってるかと短い会話をした。
父はメールもLINEも使えない。だから普段ほとんど話すこともない。
まさかレモンが話すきっかけになるとは。

植樹の話

2020年はGWもお盆も帰省ができなかったけれど、9月の連休にようやく実家に顔を出すことができた。
庭の片隅、荒れ果てた&わっさわさした紫陽花の古木エリアをもらい、レモンの植樹を開始。

といっても、まずは開墾作業。
紫陽花の古木を引っこ抜くのがめちゃくちゃ大変で、1本1日がかりの作業だった(3本ある)。あとで調べたら、紫陽花の古い木は、根っこが木質化してしまうからやっかいなのだと知った。先に調べればよかった。
でも、スコップやつるはしで土を掘ったり、ノコギリを使ったりする作業は意外と楽しく、無心になれた。
体はあちこち痛くても気持ちはリフレッシュ。

夏が終わりきらない9月の庭。女郎蜘蛛がいたるところに蜘蛛の巣らしい蜘蛛の巣をはっていた。
黄色いしましまが気持ち悪いので退治することに。
蜘蛛用スプレーをかけると、慌てて逃げ出す個体や暴れ出す個体、意地でも巣を守ろうと踏ん張る個体がいて、蜘蛛にもいろんな性格があるんだなって、妙に申しわけなく思った。ごめんね。

くたくたに疲れていたから、中途半端な成果の記録しかない(お隣の畑に同化しててわかりづらいけど)。
これは2本植えたところで写真におさめたもの。
柵を用意してなかったので、その辺に落ちてたレンガを並べて境界線に。
手作り感満載でなんとなく愛着がわいた。

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2021年正月、収穫

たった1つの貴重な実。
来年の楽しみとともに、手のひらサイズの幸せを得た!

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今回、とても参考になったレモンの栽培本はこれ↓
月ごとのお世話情報が載っていてとても親切。わかりやすい。

レモンの木を購入した店舗も、メールで写真を送ると相談にのってくれるというアフターケアつき。まだ利用していないけど、親切で初心者にはとてもありがたいと思った。


話はかわって、タイトルの画像はCanvaを利用して作ってみた。
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あとは、好きな画像や文字のテンプレを選ぶだけ!超簡単だった!
これはnote書くのが楽しくなりそうだ。


チームリーダーの山田さんがお家の庭づくりをはじめたらしい。
レモン、オススメです!