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胃カメラ&大腸カメラやるなら鎮静剤キメるべき。

ジョー・バイデン米大統領が腸の内視鏡検査を行った、その一報を受け、直ちに私はそれを上回るべく、胃カメラと大腸カメラの2方面作戦を展開するに至ったのであった。

思い起こされるのは二年半前、人生初の胃カメラ体験時に人間の尊厳を置いてきてしまったあの日。

もう胃カメラなんぞするものか、と固く誓ったはずが寄る年並みには抗えず、というか大腸方面に漠然とした根拠の無い不安を抱え始めてしまい、せっかくなんで鎮静剤で寝ている間に両方やってもらうか!ということになった訳だが・・・

始まりは前日。既に戦いは始まっていた!
翌日の検査に向けて、特に腸管を洗浄するべくそれに対処した食事を摂る必要があった!

朝:おかゆ!
昼:おかゆと柔らか煮物!
夜:おかゆと特殊な煮込みハンバーグ!

微妙に食いごたえが無いのだが、さすが検査用の前日食セットということで、消化が良くそれなりに腹持ちが良い構成となっていて感心しきり。
というか、これ買ってなかったら何食べていいか悩んでいた気もする。

そして検査当日!
当日なんで何も食べないばかりか、基本的には特殊な下剤(濃いポカリのような味の2リットルの液体)を排出物が透明な水になるまで飲み続ける必要が!
最初は「これ飲んでも便が出なかったり、またはいつまでも透明にならない無間地獄だったらどうしよう」と不安に思ったものの、1時間ほどで無事透明に。
これで腸もスッキリ綺麗になったんだな!と思うとなんとなく「ミノタウロスの皿」のミノアになった気分。

でも、やっぱり、検査のその時が近づくにつれて、やっぱり不安になるんですよね。それぐらい前回の胃カメラ体験が苦しかったのです。
今回、点滴経由での鎮痛剤ですっかり寝てしまうハズなんですが、痛さや苦しさで目が覚めてしまったどうしよう、いきなりクライマックス!って状況になってしまうやん・・・などと悶々としておりましたが。

いやー、クスリってすごいわ。ある意味怖い。
「お薬入りますよー、酔っ払ったような感じになって眠くなりますからねー」と看護婦さんに言われて、いやまだ意識しっかりしてるけどなぁホントに効くのかなぁ、と思った次の瞬間、終わってました。
検査の直前外したはずのマスクをいつの間にかしていて、あ、あれ??と思ったぐらい。全く時間が過ぎた感覚がない。前回胃カメラで体験した永遠とも思えた苦悶の時間は一体なんだったんだ!

ということで、始まるまでに最高潮に高まった不安は大変不快ではありましたが、検査自体は(病院サイドのホスピタリティとテクニックの賜物ですが)非常にさっくり終わったので、今後この手の検査をされようとする方はなんとしてでも鎮静剤キメてタイムワープされることをお勧めいたしますよ。

なお、バイデン大統領は3mmポリープを1つ切除したらしいですが、私はその上を行く4mmポリープを1つ切除いたしました。
いやぁ、ポリープが量産されてなくてよかったよかった。

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