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2024/5/3 エクストリーム帰省 失敗(長野→310km)

 4月頭に初めての200キロブルベに成功して、このノリで行けると思ったが行けなかった…。

230キロちょいでリタイア

 楽しかったけどね! また秋あたり、涼しくなったらリベンジする。


計画

 「碓氷峠を越えて関東平野に出ればあとは平坦!碓氷峠が山場だろう! 高崎の街中を抜けるのがちょっと面倒だけど、なるべく簡単そうなルートを設定してサイコンに送っておけば、あとは利根川サイクリングロード突っ走って着くだろう。」
 「とりあえず輪行袋とかの装備なんかは1ヶ月前のブルベ同様でいいだろう。ただ、ブルベのときは終盤股がヒリヒリ痛かったからな、これは調べた結果股擦れというやつかもしれない。股にはprotect J1というやつを塗りまくっておこう」

計画は以上!
ゴールの地元は茨城県神栖市。

地元の場所の説明に便利なゆるキャラ、
カミスココくん

長野市〜千曲川サイクリングロード〜碓氷峠

 スタートは長野インターらへん。出発は4時前くらい。千曲川サイクリングロードに入ってひた走る。
日の出前の少しグラデーションがかかり始めたくらいの空の色好き。

夜明け前
走っているとすぐ日も出てきた

 千曲川サイクリングロードは、長野市から上田市まで行ける。千曲までは何回か行ってたけど上田の方は初めてで、上田に近づくにつれて道が草ボコボコだったりジャングルに突っ込むような雰囲気の細道があったりして(え?ここほんとにサイクリングロードだよね?)と何度か不安になりながら走った。今思えば時間的に交通量は少なかっただろうし、普通に県道走っても良かったかも。

 走り続けて東御市。東御に入ってすぐあたりには海野宿とかいう雰囲気の良い古風な町並みがあった。人が全くいなかったので気持ちよくつっ走り、写真は撮らなかった。はやりの生成AIで参考画像を上げておきますか。

参考にならない画像

 海野宿を抜けてすぐくらいのセブンで最初の休憩。2時間ちょっと走った。もちろんまだまだ余裕。

350kcal

 そのまま小諸市、御代田市を通過して軽井沢に突入。途中結構な傾斜の道も時々走ったがまだまだ余裕があった。そりゃね!こんなところでヘバッてたら碓氷峠は越えられない!
 碓氷峠を越えるのには国道18号の旧道が良いらしいと一応事前に調べてあり、軽井沢の街中抜けはそちら方面へ。少し走って道が峠っぽい雰囲気になってくる。峠越え(登り)を覚悟して進むと…登りは一瞬で終わった。いつの間にかだいぶ登っていたらしい。

途中結構な傾斜の道も時々走ったが

多分このあたりでかなり登ってた

登った実感はあまりなかったが、長い下りが始まった。ラッキー。途中、めがね橋とかいう良さげなスポットがあった。

かっこいい〜↑↑

 そしてあっという間に横川へ。横川といえば釜飯の荻野屋があることを思いついた。しかし残念ながら開店が9時と意外と遅く、なんとなく先を急いでいる今回は断念した。この頃時刻は大体8:30。だいぶ走ったと思ったのでとりあえず持っていたアーモンドチョコをバリバリ食べた。走行再開。

こんにちは関東平野

車が通らない謎の道

 アーモンドチョコでは足りないので、次コンビニを見かけたら朝食を取ろうと考えながら走った。途中、歩行者と自転車しか通らない謎の道も走った。長野を脱出したため高い山が視界に入らない!かなり天気が良かった。最初に見つかったセブンイレブン安中米山店で休憩。

650kcal

 それから事前に考えていた中で、峠越えの次に面倒と考えていた利根川サイクリングルートまでの高崎通過。

国道17号よりは交通量が
少ないんじゃないかと思ったんだよね

しかし大都会高崎、交通量は多かった。たまに大きい交差点で怖くてドキドキだった。この道で良かったんだろうか。安中から利根川サイクリングロードに抜ける一番いい道誰か教えてください。

そんなこんなで利根川にたどり着いた。

これであとの道は簡単だと思った

サイクリングロードは意外と過酷

 ここらへんからひたすらサイクリングロードを走った。良かったこと、大変だったことの順で書く。時系列は割と適当。

 河川敷では各地域でけっこう運動場や広場が作られていたりして、見ていてけっこう面白い。

多分グライダーというやつ

 例えばこのグライダー。職場の人が昔やっていたと前に話を聞いたことがあって、これは上昇気流に乗って上昇して、上がったら滑空して、まだ上昇気流で上昇して…と飛ぶ飛行機なんだよね。難しそうすぎる。
 他にも、やたら「マムシ注意」の看板があった土手では、本当にマムシと遭遇したりもした。スリリング。

それにしても暑い。休息は日陰で取った。

速攻元気ゼリー(100kcal)

 そしてこれは走ってみてわかったんだけど、クソデカサイクリングロードは意外と過酷だ。利根川の土手は市街地や住宅地など無い、川寄りの土手、けっこう何も無い真っ只中にある。そしてサイクリングロードの出入り口はなかなか無い。コンビニや飲食店もなかなか無い。好きなタイミングで休憩を取ることができない。
 そして工事中の区間が何箇所もある。そんで出たあとサイクリングロードに戻るための案内がお世辞にも充実しているとは言えず不安と戦いながらしばらく走ることになる。走っていてけっこうストレスが溜まり続けた。

 昼過ぎに一度、補給が必要に思いコンビニに入ったが、食欲がそんなにわかなかった。

水分ばっか

ここから頑張ったけども、昼すぎくらいからバテ始めて写真もあまり撮らなくなったので、あとはリタイアまでのあらましを箇条書き。

  • 父親が千葉県柏あたりでの合流を目指して、午後利根川を遡上する方向に走り始めた(自転車)

  • 千葉県突入時、自転車で通るような所ではないように思う関宿水閘門にナビゲーションされたことにウンザリして、サイコンのナビを停止する。

  • 16時頃 ヘロヘロになってくる

  • 17時頃 いつの間にか利根川ではなく江戸川を下っていたことに気がつき、疲労困憊も相まって心が折れて諦める

  • 18時頃 どうにか頼み込んで派遣が決定した回収車(母)が実家を出る。柏まで来ていた父、引き返し始める。

  • 18時半頃 ふとももが攣りそうになりながらココス野田愛宕店に入る。ドリンクバーの元を取る勢いで野菜ジュースとリアルゴールドを飲みまくる。カレーは辛くて食べるのが大変だった。多分胃が弱っていた。

  • 21時過ぎ 回収車(母)到着

  • 22:40頃 父帰宅

  • 23時半近く 回収車実家到着

 こうして家族に多大なる迷惑をかけながら、エクストリーム帰省(失敗)は幕を閉じた…。

反省

 ココスで野菜ジュースを飲みまくりながらガーミンの記録を眺めて驚いた。

消費カロリーと推定発汗量が未知の領域

 え?自転車ってこんなにエネルギー使うの? 前回のブルベのときちゃんと見ていなかったが、実はあのときもすごかったのかもしれない。参考値とはいえ発汗量も驚愕。たしかに暑かったが、あまり汗ビショビショにはなっていなかったように思った。しかし、無限にドリンクバーをおかわりできるのであながち間違ってはいないのかも。

反省その1・・・ 補給はガッツリするべし
圧倒的に摂取カロリー量が足りなかった。コンビニで水分系しか摂る気にならなかったのは、いわゆるもうシャリバテという状態になっていたのかもしれない。利根川サイクリングロードで全然コンビニに会えなかったのは予想外だった。今後は補給ができる場所は事前に確認しておいて、止まる場所はおおよそ決めておくのが良さそうだ。

反省その2・・・ちゃんと自分で帰れ!
ココスでダラダラ迎えを待っている間にだんだん元気になってきて、まだ全然遠いところまで親に迎えに来てもらうことにしたことに反省した。一応ココスから数キロ走ったところに電車の駅もあって、輪行袋も持ってたのでいざとなったら電車で近くまで行くべきだった。だけどもう、あの時は本当ににもう動けないし何もしたくなかったんだよな…。今回の体験をいかして、次からはもう少し早く体力切れに気づいて、自力撤退のための余力を残したい。

反省その3・・・日焼け止めは塗るべし
今回ほぼ東に向かって走っていて、昼頃から南側になる右脚がずっとチリチリ焼かれているのを感じていた。そしたら右脚がとんでもない日焼けをして1週間以上ずっと痛かった。

これは完全にやけどだった

腕は長袖だったから命拾いしたが、多分人生で一番ひどい日焼けだった。今後はちゃんと日焼け止めを塗ろう。。

長くなったな…。
こんな感じで、2024GWのロングライドは、辛さ、楽しさ、思い出、反省すべてが詰まった良い帰省ライドとなりました。またリベンジするぞ!!

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