役割が人を育てる

OJTが基本の今の仕事。
何歳であろうと1年目からドサッと責任ある仕事をせねばならない。
わけが分からないまま今日が終わり、あっという間にまた明日が来る毎日である。
その日暮らしだから、先の見通しなんて持てる余裕もない。

現場に放り出されて生き抜くことを求められるスパルタな環境だけど、ある意味否応なく適応し続けようと努力するし、結果論だと成長できた。
今も余裕でこなせる毎日ではないけれど、成長の伸び代を少しずつ埋める日々。
ある意味、役割が自分の能力を高めてくれた。

前の職場では、1000人の前に立って話す役割をもらっていた。
全体練習で、1000人の目線を一斉に集めて話すのは、プレッシャーだった。
絶対に失敗できないし、グダッたり時間内に終わらなかったりしようものなら一気に信頼を無くしてしまう。

与えられた60分の4回では、全部はできないし、何度もする時間はない。
何をどの順番で、どこに力を入れて何にこだわるかを精選して臨むために、深夜まで何度もビデオを繰り返し見て、計画案に細かく書き込んだ。

あの時は、とてもきつくて大変だったけれど、今となっては自分を高めてくれた良い経験。
今は、準備時間さえあれば、何人の前であってもビビらない。(噛み癖は治らない)

高い壁を乗り越える。その後その壁が自分を守る砦に変わる。

ツイッターで偉い人が言ってた

今は、「いいね。やってみたらええやん。」を口癖にしようと意識している。

誰かの「やってみたい」を信じて任せる人でいたい。
役割が人を育てる。


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