泣いている、声のかけ方が分からない

昨日、残業の職場で年下の女の子が泣いていた。
うえーん、と泣いているわけではなくて、目を真っ赤にしながら事務仕事をしている。

なにかあった?大丈夫?と、直接声かけることも大切だとは思いつつ、でも、距離とってそっと見守るのも必要な距離感だよな、と声のかけ方が分からなかった。

「お疲れ様です。もう無理やー!ってなりそうになったら、みんなで飲みに行きましょ!みんな頑張ってるの知ってるから無理せんで大丈夫ですよ。」
そう、メッセージを書いて、ブラックサンダーをそっと机の上に置いておいた。

男の子だったら、
「大丈夫て!おごるけん飲み行くぞ!」の一言で済むのに難しい。

やる気を持って頑張りたい人が去っていく、一生懸命な人が苦しい思いをして消えていく、そんな職場には絶対にしないと誓った2年前。

自分にできることは、なんだろう。


今年は、大きな発表会も予定されていて、去年と比べて少しみんなもバタバタしていて忙しそう。

そんな中、GWに思いついたアイデアを20離れた先輩の主任に話してみた。

「振り返りをバージョンアップしたいんです。今までは、多面的多角的に考えることは上手にできていて見とれていたけど、自己の生き方について考えを深める部分は、すごく弱くて。教科に縛られず全領域で自分に必要な次の一歩を考えるクセを付けることができたら、道徳でも自分の生き方について自己調整をする振り返りが自然と出てくるようになるんじゃないかって思うんですけど…」


30秒の沈黙


「うん、全体に下ろして、みんなでやろう。」

!!!
「まだプロトタイプで自分のところでも試してないんですけど汗
この形でトライしてみて良いかどうかだけ聞きたくて…」

「できあがる前の方がみんなでより良いものが作れていいでしょ。小手先じゃなくて、そういう根っこのところを大切にしたいなぁとぼくも思っていますよ。来週、ぜひみんなに新しいバージョンを紹介してください。」


小規模ならではのスピード感にビビりながら。
たぶん、目の前のことに一生懸命になってたらすぐに8月がくる。
それまでは、ひたすら走る。

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