自衛隊の誉　陸上自衛隊化学科　化学防護隊

地下鉄サリン事件が起こったのは私が小学４年生、親の都合で東京から静岡に引っ越して１年たとうかと言う時であった。
世界線が違っていたら私と家族も被害者になっていたかもしれないと思って子どもながら恐怖を覚えた事件である。そこで知ったのが化学防護隊。
オウムによってばら撒かれた、サリンの除去を全て取り除いたのは化学防護隊の隊員達である。

“これは私が陸上自衛隊化学科隊員だった頃の事実に基づく体験談であり、物語ではなく、ひとつの情報資料として読んで欲しい。　
　これが災害等、危機管理の一助となれば幸いです。”

そして月日が流れ短大卒の就職浪人だった私は航空自衛隊に入隊し、北海道の末端部隊に所属して結婚１年目で事態に出くわした。

東日本大震災

私や周りの隊員たちも関係ないながら右往左往してる中、福島での原発事故が発生し情報が無いながらも陸上自衛隊が対応していると聞いて、真っ先に名前があがったのが化学防護隊の存在である。のちに原発の処理要員を民間に委託するまでの間、作業をとり行っていたのは化学防護隊の隊員だと聞かされた時、正に…

自衛隊の誉

私も自衛隊違い、しかも末端部隊の下士官であっただけだが同じ自衛官として7年でも働けた事が誇りに思う。それだけ自衛隊の精鋭と言って過言でないのが化学防護隊の隊員なのだ。