Open Interpreter + GPT-4にroot権限を与えて使う

GPT-4などのAIの操作をアシストするOpen Interpreter が面白かったので色々やってみました。

壊れてもいい環境としてラズパイを用意し、Raspberry Pi OSとOpen Interpreterが使えるところまで手動でセットアップしました。

sudoを実行できるようにして、ネットワーク接続を設定させる

まずOpen Interpreterを起動して、ネットワークの設定を手伝ってもらいます。`-y`オプションをつけることで勝手にコマンドやスクリプトを実行します。

しかし当然ですが管理者権限が必要なため実行できません。

sudoに必要なパスワードを教えたら実行してくれました。

OSの設定を手伝ってもらう

OSのセットアップ後にやるといい設定を提案してもらいます

システムアップデート

そのままやってもらいます

ファイアウォールの設定

ファイアウォールも設定してもらいます。

足りないPythonモジュールもインストールしてくれました。

まとめ

sudoでroot権限を与えることでとても簡単にセットアップを進めることができました。

Linuxの管理ぐらいを任せるのはできるだろうと思っていましたが、実際にWifiに接続させるなど実世界に影響があるコマンドを実行させるというのは少し恐怖を感じる体験でもありました。

これまでも知識があれば例えば悪意のあるプログラムや、ネットワーク上で攻撃するようなプログラムを書くことはできましたが、これからは知識がなくても指示ができてしまいそうです。

これまで一部の人ができなかったことが多くの人にもできるようになるということはそれだけ新しいアイデアが出てきてしまうということでもあるので心配です。

もちろん良い方向に使うこともできます。私自身もLinuxのコマンドの知識は限定的なので、これぐらいのサポートがあれば、いちいち検索しないとわからないことが減るので「あれもやってみようかな」という意欲が湧いてきました。

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