心配特性,宗教の重要さ,連帯への期待,Carpe Diemの関連(ポーランド)

Gut, A., Miciuk, Ł., Gorbaniuk, O., Gut, P., & Karczmarczyk, A. (2021). Cultural management of terror and worry during the CoViD-19 pandemic: how religiosity and a dream of human solidarity help the Polish people cope. Frontiers in psychology, 5871.

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fpsyg.2021.790333/full

・ポーランド人を対象とした,COVID-19への心的対処の研究

・TMTに基づいてポーランド人にとっての文化的不安緩衝装置は宗教と連帯だ,と主張(でも似たような国はいくつもあるのでは…)

・宗教の重要さ,COVID-19後の連帯の強まりへの期待,心配特性(trait worry),意味希求,自尊感情,Carpe Diem(今を楽しめ;マインドフルネス的なこと?)の関連について調査。モデル図はhttps://www.frontiersin.org/files/Articles/790333/fpsyg-12-790333-HTML/image_m/fpsyg-12-790333-g001.jpg

【メモ】

TMTを枠組みとして出す必要があったのだろうか…

そもそも,存在論的恐怖の操作を伴わない1時点の調査研究だと,不安緩衝装置が働いているから存在論的恐怖が低減されるという影響と,存在論的恐怖が喚起されたから不安緩衝装置が強く働くようになるという影響が分離できないので結果に基づいて何を言えるのかわからなくなってしまう。でもTMTに基づく1時点の調査ってそれなりにあるんだよなあ(査読でも結構回ってくる)。




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