見出し画像

美容整形は醜形恐怖症の治療になりえるのか

SNSでルッキズムが加速している現代において、「醜形恐怖症」という言葉を聞いたことのある方は少なくないでしょう。

醜形恐怖症(身体醜形障害とも呼ばれます)では、実際には存在しない外見上の欠点やささいな外見上の欠点にとらわれることで、多大な苦痛が生じたり、日常生活に支障をきたしたりします。
典型的な例では、自分の体には外見上大きな欠点があると思い込み、毎日何時間も思い悩みますが、そのような「欠点」は体の様々な部分にみられます。

MSDマニュアル

醜形恐怖症になる原因の多くは家庭環境や幼少期の人格形成において見た目を貶されたり、笑われたりする事が多いのです。

私は小さい頃に、叱られる時に決まって
「その顔ほんっとパパに似てて嫌い!」
と言われたのが忘れられなくて、いくら鼻が高くてもこの正面から見たらぺたんこな鼻や歪んだ口が憎くて憎くて抉り取ってしまいたくて、

去年のお誕生日プレゼントはママに20万円の整形をおねだりしました。もう24歳なのに。
そしたら快諾してくれました。今までの虐待や人格否定の罪滅ぼしをするかのように。

小さい頃だから親自身覚えてなかったとしても、そんな事を面と向かって言われたら、鏡で見る自分の顔がグッチャグチャに見えて狂いそうになる。

他人に何百回も可愛いって褒めてもらえても、
100回の「可愛い」には1回の「ブス」がかえしのついた刃物のように刺さって抜けないのです。

本当は鼻先の軟骨削ったり切ったりするのが怖くて仕方ないけれど、終わればきっと毎日鼻をつまみながら何十分も鏡を見つめて号泣しなくても済むはず。
二重にするときもそうでした。

逆まつげを治す手術と一緒に二重にしたら夜中に自分が醜くて泣く回数が圧倒的に減り、
美容医療はファッションなんかじゃなくて、どちらかといえば精神医療に近いのではないか?と思いました。

いくら体重を落としても心の奥底は満足出来ない上に大好きなオムライスを完食出来なくなっちゃったし、鼻の手術が終わったらきっと他の部位が気になって死にたくなってしまうだろうけど、それでも私は整形を続けてしまうでしょう。

今少し泣きながらこうやって吐露していますが、お仕事でいつも可愛いと褒めてくれて推してくれるお客様の事、本当に愛しています。
いつもありがとう。
少しだけ鼻が小さくなってもずっと愛してくれたら嬉しいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?