見出し画像

年齢の呪い

私は今年で29歳になるが、年齢の呪いについてたまに考える。

10歳、私は初めて自分の容姿に対する他人の評価に気づいた。
14歳、初めて友達に裏切られた。
16歳、2番手であることが増えた。
18歳、人生初めての明確な挫折を経験した。
19歳、自分の内面の鏡のような人物と出会う。
20歳、初めての彼氏ができる。
22歳、自分のことを最強(いろんな意味で)だと思う。
24歳、人生で最大の過ちを犯す。
26歳、社会に放たれる。(これは後ほど書いていこうと思う)
27歳、今までの人生で最大の別れと最大の出会いをする。
28歳、平穏を知る。

ざっくり自分の人生を覚えている範囲で書き出す。
主に感情を揺れ動かし、今の自分を形成したであろう内容だ。

いくつか気になる点があると思うが、それおいおいnoteに残していく予定である。

さて、最初に記した「年齢の呪い」についてだが、これは某ドラマで40代女性が話していた内容である。

「今あなたが価値がないと切り捨てたものは、この先あなたが向かっていく未来でもあるのよ」
「自分に呪いをかけないで。そんな恐ろしい呪いからはさっさと逃げてしまいなさい」

逃げるは恥だが役に立つ 11話

私はこれを聞いた時、雷にでも打たれたような気持ちであった。
当時、私は21歳だった。
女子大生という若さと、人生の夏休みを最大限楽しんでいた頃ではあったが、
私は1年浪人しているため、同級生よりも1歳年上であった。
(これは18歳の生まれて初めての挫折経験である)

やはり周りの人間にはお酒の勢いやちょっとしたからかいで「おばさん」と言われたことは何回かあった。結構あった。

当時の私は事実であるため、笑って過ごしていたが、
25歳を過ぎたあたりから私は逃げ恥の台詞を心の中で唱えて、無視をすることを選ぶようになった。

なんてバカな人間なんだろう。
自分もあと数ヶ月でこの年齢になるのに。
なぜ未来の自分に呪いをかけるのだろうか。

そして、年齢の呪いがない私はある意味「最強マインド」となった。

なんせ21歳の私よりも、もうすぐ29歳になる私の方が断然美しく、賢く、聡明であったから。
私は多分30歳になっても40歳になっても、こう言って「自らの更新」をしていくのだと思う。

そんな今の自分が大好きだし、誇りに思う。

年齢はあなたの生きた年数である。
それを貶して何になる。
こんなに強い武器はない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?